今日のみ言葉【No.3306】(2024年 3月 9日)「生活の処方箋(117)『感動』」
われらは感謝をもって、み前に行き、主にむかい、さんびの歌をもって、喜ばしい声をあげよう。
(詩篇95:2)
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「人生で最も大切なものは何?」
と聞かれたら、きっとあなたも
「感動」
とお答えになるでしょう。
試錬、苦難、様々な出来事の中にあっても、試錬が大きければ大きいほど、それを感動に変えていきたいものです。
感動を作り出す人。
感動を分かち与える人。
また、感動は作るものでも与えるものでもなく、その時その時の出会いの中で共に創造し、共有するもの、とも言えます。
あなた自身が感動しておられると、感動から遠い距離にいらっしゃる人も、やがて、感動の磁場に引き寄せられて、あなたと感動を共に分かち合うことができます。
ちょうど、右手と左手を打って音を出す時に、その音がどちらから出るというのでもなく、両手から生じるように、感動も、様々な人間関係の中で生み出すことのできる、天来の贈り物です。
そのための究極の鍵は、何事も感謝して受けとめること、これが良き音の出る秘密です。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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詩篇95篇の記者は、
「われらは感謝をもって、み前に行き、主にむかい、さんびの歌をもって、喜ばしい声をあげよう」
(詩篇95:2)
と歌いました。
この背景には、バビロン捕囚が終わったという喜びの出来事があります。
70年の苦難の時を経て、今、自由の身とさせられた感動が伝わってきます。
実は、捕囚の民全員が帰還したのではなく、生活が安定したバビロンにそのまま残った民もいました。
彼らにも喜びと感動はあったでしょうが、廃墟となったエルサレムへ帰還し、さらに苦難を増やす選択をした人々の感動の方が大きいことは容易に想像がつきます。
苦難が大きければ、それを乗り越えた時の感動は大きいのです。
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ただし、今、あなたが苦難のただ中をもがき、あえぎながら解放の道を探して生きているとすれば、感謝など出てこないことでしょう。
あれも試し、これもやってみて、結果として
「ダメだった」
という失望を味わいながら生きるのが現実の日々なのです。
失意の中に沈んだ時、それでも爪の先にかする程度のわずかな良き兆候を認め、意志の力で
「感謝」
とつぶやくこと。
わずかでも、薄くても、その感謝の積み重ねが、あなたの感動のセンサーを磨き、研ぎ澄ましてくれるのです。
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感謝を見出す今日として参りましょう。
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