今日のみ言葉【No.3362】(2024年 5月23日)「王の給仕役と料理役(3)」
それで、あなたがしあわせになられたら、わたしを覚えていて、どうかわたしに恵みを施し、わたしの事をパロに話して、この家からわたしを出してください。
(創世記40:14)
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「喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる」という諺(ことわざ)があります。
熱いものでも、飲み込んでしまえばその熱さを忘れてしまいます。
転じて、今味わっている痛み苦しみも、過ぎてしまえば一切忘れているということで、苦境の時に助けてくれた恩人のことも、楽になったら忘れていることを指します。
ヨセフはまさにこの諺の「恩義を忘れ去られた人」となりました。
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ヨセフは王の給仕役と料理役が見た夢の解き明かしをしました。
最初の給仕役の方は「吉」と出ました。
それに気を良くした料理役が尋ねると、彼の場合は「凶」でした。
実際その通りになったと聖書は記しています。
この二人は獄屋から出され、パロの前に出ます。
給仕役は復職し、名誉を回復しますが、料理役は死刑に処されます。
「すなわちパロは給仕役の長を給仕役の職に返したので、彼はパロの手に杯をささげた。しかしパロは料理役の長を木に掛けた。ヨセフが彼らに解き明かしたとおりである」
(創世記40:21-22)
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さて、ヨセフは給仕役の夢の解き明をした時、
「それで、あなたがしあわせになられたら、わたしを覚えていて、どうかわたしに恵みを施し、わたしの事をパロに話して、この家からわたしを出してください」
(創世記40:14)
と頼んでいました。
ですから、給仕役はさっそくパロにヨセフのことを話し、彼は獄屋から解放され、自由の身になるはずです。
ところが、
「給仕役の長はヨセフを思い出さず、忘れてしまった」
(創世記40:23)
となっています。
約束は破られ、忘れ去られ、無かったことになっている。
これが神を信じる者が味わう現実です。
このままヨセフは忘れ去られ、報われないまま、一生を獄の中で過ごすのでしょうか?
いいえ、「神の現実」はそうはさせません。
定められた時に、最善に向けて「神の時」が発動するのです。
以下、次回に続きます。
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あなたが忘れられている間も、神は背後で働いておられます。
神の時があることを信じ、忠実に祈り続ける今日として参りましょう。
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