今日のみ言葉【No.3297】(2024年 2月28日)「ヨセフとその家族関係(2)」

ヨセフは年寄り子であったから、イスラエルは他のどの子よりも彼を愛して、彼のために長そでの着物をつくった。兄弟たちは父がどの兄弟よりも彼を愛するのを見て、彼を憎み、穏やかに彼に語ることができなかった。
(創世記37:3-4)

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「なんでこんなに可愛いのかよ 孫という名の宝もの」

大泉逸郎さんが歌う『孫』の冒頭の歌詞です。

自分の子供には親としての責任が伴いますが、孫にはありませんから可愛さばかりが先に立ちます。

ヤコブはヨセフをことさら愛しました。

それは彼が年を取ってから生まれた子だからだと聖書は語ります。

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創世記の時代、今の倍ほど人々は長生きをしたので、その年齢を2で割ると現代的感覚と大体マッチするようです。

ヤコブが結婚したのは78歳の時で、79歳で最初の子ルベンを得ます。

「ヨセフは年寄り子であった」
(創世記37:3)

とあるように、ヤコブが90歳の時、11番目の子として生まれました。

ヤコブは、

「他のどの子よりも彼を愛して、彼のために長そでの着物をつくった」
(創世記37:3)

と、ヨセフを特別扱いしました。

これは自分の好みの服を着せたとか、他の兄弟より彼をひいきにしたということだけにはとどまりません。

実は「長そでの着物」とは、長子が着る着物のことです。

つまり、ヤコブはこの時からヨセフを自分の後継者として扱ったのです。

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しかし、考えてみれば、ヨセフ以外、後継者としての資質は無いように見えます。

まず、正妻ではないそばめのビルハとジルパの子らは対象外です。

レアの子のルベンは父の妻と寝るという重罪を犯しました。

シメオンとレビはデナ・ハモルの事件で暴虐の限りを尽くしました。

ユダは創世記38章で霊的に堕落していることが記されています。

そうすると、やはり、ラケルの子であるヨセフに目をかけるのは当然とも言えます。

とは言っても、

「兄弟たちは父がどの兄弟よりも彼を愛するのを見て、彼を憎み、穏やかに彼に語ることができなかった」
(創世記37:3-4)

となるのも当然と言えます。

このようなことが積み重なって、ヨセフは兄弟たちから憎まれて育ったのですが、当の本人は全くの能天気の性格だったようで、空気を読まず、天真爛漫に振る舞います。

これが兄弟たちの恨みを買う原因となり、彼はエジプトへ奴隷として密かに売られていくのです。

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人は常に自分の思いで行動します。

それゆえに多くのトラブルを経験し、その後、そこに神の働きがあり、人間の思いを遙かに超えた神のご計画がなされることを知るのです。

神の御業を賛美する今日として参りましょう。

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Posted by maruyama