今日のみ言葉【No.3298】(2024年 2月29日)「ヨセフの夢(1)」

ある時、ヨセフは夢を見て、それを兄弟たちに話したので、彼らは、ますます彼を憎んだ。
(創世記37:5)

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人は寝ている間に夢を見ますが、その間、脳の中で記憶の整理をしていることがわかってきました。

重要なことは長期記憶の層に保管し、そうでもない些細なことは忘れるのです。

また、嫌な記憶は悪夢としてよみがえりますが、それも何度か見ているうちに現実とは別の要素が加えられ、心の癒やしの時間ともなっているそうです。

聖書で夢は、神が人間に何かを語る場として用いられています。

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「ある時、ヨセフは夢を見て、それを兄弟たちに話した」
(創世記37:5)

とあります。

ところが、その内容が兄弟たちを怒らすものだったので、

「彼らは、ますます彼を憎んだ」
(創世記37:5)

というのが今日の聖書箇所をストレートに読んだ時にくみ取れることです。

ヨセフが見た夢とは何だったのでしょうか。

まず、第1の夢は、

「わたしたちが畑の中で束を結わえていたとき、わたしの束が起きて立つと、あなたがたの束がまわりにきて、わたしの束を拝みました」
(創世記37:7)

でした。

兄弟たちがヨセフを拝む、という夢です。

これを聞いた彼らは、

「あなたはほんとうにわたしたちの王になるのか。あなたは実際わたしたちを治めるのか」
(創世記37:8)

と反発し、

「彼の夢とその言葉のゆえにますます彼を憎んだ」
(創世記37:8)

と、ヨセフに対する敵意がますます膨らむ結果となりました。

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この時点でのヨセフは、素直すぎて、思ったことをベラベラとしゃべる人だったようです。

つまり、

「自分が言ったことで周りの人はどう思い、どう感じるだろうか」

という他者に対する思慮が欠けており、まだ社会的に未成熟の状態だったのです。

後年、彼がエジプトに売られてからは、ヨセフは思慮と忍耐の人となります。

しかし、17歳のヨセフは兄弟たちが自分の言葉で感情を害していることがわかりません。

さらに第2の夢の話をします。

以下、次回に続きます。

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聖書には人間のありのままの姿が書き残されています。

その中に、神の深い意図が隠されていることを信じ、今日の信仰の一歩を踏み出していきましょう。

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Posted by maruyama