今日のみ言葉【No.3041】(2023年 3月25日)「生活の処方箋(31)『友だちの5段階』」

わたしはあなたがたを友と呼んだ。
(ヨハネ15:15)

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物事が速くなり、情報が世界の隅々に瞬間的につながる時代になりました。

速さに慣れ、何事も「今すぐ」と願います。

しかし、どんなに便利になっても、コツコツと築き上げることによってのみ得られる確かなものも多くあります。

友だちは、出会って新友から始まります。

時間を積み重ねて親友となり、風雪に耐え抜いて数少ない真友が生まれます。

さらに時を経て、信友と呼びたい間柄になり、最後に心友が残ります。

一人の心友を得るには、大変な努力と時間が必要です。

また自らが切磋琢磨し、整えなければ、生涯かけても一人の心友もできないことになります。

新、親、真、信、心、いずれも「シン」ですがこのように段階があり、この世界にエレベーターやエスカレーターは存在しないようです。

この古いようで新しい勘どころを、しっかり見据えて歩みたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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新友・親友・真友・信友・心友、と段階はありますが、イエス・キリストはご自分から友となろうとして私たちを招いておられます。

読者の皆さんは、ルカ10章の善きサマリヤ人の話をご存知でしょう。

隣り人かそうでないかを区別するために、律法学者は

「わたしの隣り人とはだれのことですか」
(ルカ10:29)

とイエス様に問いました。

イエス様はこの話の最後で

「この三人のうち、だれが強盗に襲われた人の隣り人になったと思うか」
(ルカ10:36)

と彼に問い返しています。

イエス様は、

「この人は隣り人で友人としてお付き合いできるが、あの人は隣り人ではないから友ではない」

とお分けになる方ではありません。

この聖句が表すごとく、ご自分の方から「隣り人になる」、すなわち、初めからあなたの「心友」となろうとして待っておられる御方なのです。

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イエス・キリストと友となるためには、あなたの方が心を開くだけで良いのです。

永遠の友となって下さる方との出会いを今日味わうことが出来ますように…。

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