今日のみ言葉【No.3272】(2024年 1月27日)「生活の処方箋（106）『あなたらしさ』」

主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。
（詩篇19:7）

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習い事で最も大切な一つは、良き師を得ることです。

作品を発表すると、

「誰々先生にあなたは習っているのですね」

と言われます。

それは、師匠の教えに忠実に、素直に練習するからで、師匠の作品に似てくるのです。

あなたは誰に似ておられますか？

人は触れるものに似ます。

とすれば、前向きなものや言葉、可能性に目を向けて歩んでいる人に触れたいものです。

さらには、

「自分は自分でいい。かけがえのない一人の人間」

と生きる時、誰でもない、あなたらしさが生まれてきます。

あなたは、あなたにしかない音色、輝きを放つことができるのです。

人と比べるのではなく、時代の価値観に振り回されるのでもない、あなたならではの安心、感謝の音色を放っていきましょう。

前向きな言葉をいつも通り、周りにその人生の素晴らしさを表現することは何と素晴らしいことでしょう。

（※田中信生の『生活の処方箋』より）

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前向き100％の命の塊は神様ご本人です。

その神は、詩篇でこのように表現されています。

「主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする」
（詩篇19:7）

この御方の言葉である聖書に触れることが、あなたの魂に命を吹き込み、そこからあなたならではの輝きが出てきます。

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米沢興譲教会牧師で、『生活の処方箋』の著者である田中信生師は、貧しい牧師の家庭に生まれ、小学2年生になる前の春休みから野菜の行商を始め、牧師の父親と共に路傍伝道に立ち、迫害に遭いました。

こんな状況の中では、牧師はもちろん、クリスチャンになんか絶対になるまいと思うのも無理はありません。

将来は金持ちになって、神様抜きで、楽しくかっこよく生きたいと望んでいたそうです。

ところが、高校2年生の時、聖書を読んでいると、

「たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買いもどすことができようか」
（マタイ16:26）

の言葉に目が止まりました。

すでに行商やアルバイトで小銭を貯め込んでいたわけですが、これが発展して仮にお金持ちになっても、それで終わりなら何と人生とは空しいものか、という思いが強くなってきたのです。

そこで幼い頃から聞いてきた聖書のメッセージが心に響いてきました。

「神様はこの世界を、そして人間をお造りになった。神様は、人間（つまり私）をお造りになった。しかも、価値ある尊い存在として造り、愛をもって私を呼んで下さる御方。『まことのいのち』を与え、人間を生かす方。この御方と共に歩み、この御方から命をいただいてダイナミックに生きる。これこそ人生の目的である」

心の向きを変え、神様を、聖書のメッセージを心に迎え入れた時から、生きる目的がはっきりし、喜びが心の内にあふれてきました。

実はこの喜びこそ、田中師のご両親を動かしていたものだったのです。

お二人は、貧乏をしても、人にだまされても、これ以上の楽しみはあろうかというほどに、いつも伝道しておられたそうです。

少年時代の田中信生先生は、父母に反発しつつ、二人の生き方に魅力を感じていたのです。

そして、ご両親と同じく、伝道者の道を歩み、多くの救いの実を結んでおられます。

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聖書は神の言葉です。

御言葉によって命を得、あなたならではのすばらしい人生を歩んで参りましょう。

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