今日のみ言葉【No.3271】(2024年 1月26日)「約束を果たす(4)」
時にリベカのうばデボラが死んで、ベテルのしもの、かしの木の下に葬られた。これによってその木の名をアロン・バクテと呼ばれた。
(創世記35:8)
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牧師の説教は頭に残らなくても、信仰の先輩方の何気ない一言がジーンと心に残るということがあるものです。
たとえば、教会での奉仕が一通り終わり、一息ついてお茶の時に、
「この教会はね、昔は…」
「こういう時はこんなことをした」
等の話で、後輩クリスチャンは実践的な学びをしています。
リベカの乳母デボラはそのような人だったのでしょう。
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デボラという名前はここで初めて出てきますが、リベカがイサクとの結婚を決意し、自分の生まれ故郷パダンアラムを出発した時にデボラも一緒に行ったようです。
「彼らはリベカを呼んで言った、『あなたはこの人と一緒に行きますか』。彼女は言った、『行きます』。そこで彼らは妹リベカと、そのうばと、アブラハムのしもべと、その従者とを送り去らせた」
(創世記24:58-59)
デボラはカナンの地でリベカと生活を共にしますが、リベカの方が先に死んでしまいます。
そこでデボラはパダンアラムに戻り、ヤコブ一家と暮らすようになったのです。
そしてヤコブたちがカナンの地に帰るとなったので、そこにも同行し、ベテルに着いたところで彼女の使命は終わり、神のみもとに帰りました。
「時にリベカのうばデボラが死んで、ベテルのしもの、かしの木の下に葬られた。これによってその木の名をアロン・バクテと呼ばれた」
(創世記35:8)
彼女は信仰の大旅行を3度も繰り返したことになります。
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デボラが存命中に何をしたかは聖書に書かれていませんが、彼女の存在自体が信仰の証しとなっていたであろうことは容易に想像できます。
ヤコブの子らは、自分の父母のそのまた上の祖父母の代からの話を聞かされたことでしょう。
自分たちがただ生まれてきたのではなく、そこには神の連綿と続くご計画があり、その中で自分の存在と使命があると知って生きられるとはなんと幸いなことでしょう。
ヤコブ一家の信仰が覚醒され、ヤコブが神と最初に出会ったベテルの地に来た時、デボラの使命は果たされ、神は彼女を天に引き上げました。
デボラが葬られたアロン・バクテとは「嘆きの樫」という意味です。
彼女がどんなにヤコブ一家から親しまれていたかがよくわかります。
地味ながら、このような信仰の生涯を送りたいものです。
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あなたの「デボラ」とは誰でしょう。
その方との交わりを大切にし、感謝を持って信仰生活を送って参りましょう。
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