今日のみ言葉【No.1234】(2016年 2月24日)

主はシオンからほえ、エルサレムから声を出される。
(アモス1:2)

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アモスが預言者として活動した時代、国は危険な状態とは見えませんでした。

「ユダの王ウジヤの世、イスラエルの王ヨアシの子ヤラベアムの世」
(アモス1:1)

には、外敵の脅威は去り、国内の土木事業に力を注いだ結果、経済は発展し、軍備を増強して外敵に備えることができ、農産物の収穫は豊富で、日本が高度経済成長を遂げたような時代でした。

しかし、アモスは表面の華やかさの裏に隠れて見えないイスラエルの罪を暴き出しました。

すなわち、社会意識が影を潜めてしまい、国民が自己満足に陥り、宗教的指導者たちの不正があったのです。

豊かで何の問題もなく見える時代でも、

「主はシオンからほえ、エルサレムから声を出される。」
(アモス1:2)

と、神は私たちに強く語りかける時があるのです。

問題がないから聖書を開かなくても良い、というのではなく、問題の有る無しにかかわらず、聖書を通して神の言葉に触れ、常に神の言葉に耳を澄まし、その恵みに浸ることが肝心なのです。

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神の言葉を聞くことを怠り、我が身の罪や至らなさ、情けなさを痛感した時は、ガッカリすればよいのです。

それは人間の当然の反応です。

ただし、そこで

「主はシオンからほえ、エルサレムから声を出される。」
(アモス1:2)

とまでに強く語っておられる神の御言葉を強制的にでも自分に言い聞かせる新しいパターンを身につけることが必要です。

なぜなら、落ち込む人には次のようなパターンがしばしば見られるからです。

<スタート>

喜ばしくない結果を味わう

ガーン、と落ち込む

「なんでこうなった?」

「私の不注意だ。私が悪かったからだ」と自分を責める

イジイジと責めることによって罪の代償を支払っている感覚を味わう

やがて自分を責めることに疲れ果てる

ひと眠りする

体力が回復し、なんとなく気分がおさまる

忘れる

いつの間にかもとに戻って日常生活を送っている

<ゴール>

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がっかりしたり、落ち込んだ時に、神のゆるしの言葉を聞くことがこのパターンを破る鍵になります。

自分で罪の償いをしようとするのではなく、キリストが私の代わりに罪の代価を支払ってくださったのですから、自分を責めることで支払おうとするパターンをそこでストップすることです。

慣れないうちは、自分をゆるすことは苦しい感じがしてしょうがありません。

新しいものは何でも最初のうちは合わない感じがするものです。

しかし、今までのパターンではそのまま人生の最後まで繰り返してしまいます。

あなたに語っていてくださる神の御言葉に耳を向け、そこに従ってみる決心をすることがあなたの人生を変えていきます。

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ゆるしの言葉に浸る恵みと訓練の日として今日一日を歩んで参りましょう。

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