今日のみ言葉【No.3204】(2023年10月23日)「生活の処方箋(84)『感情の思考化』」

信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉で造られたのであり、したがって、見えるものは現れているものから出てきたのでないことを、悟るのである。
(ヘブル11:3)

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フランスの哲学者アランは、

「悲観主義は気分によるもので、楽観主義は意思による」

と言いました。

私たちは、悲しい、うれしい等といった豊かな感情を授かっていますが、感情の豊かさは子供の特権です。

さらに進んで、感情を思考化する、つまり、意志的に自分の感情を言語化し、整理してみることです。

そのことによって、悲しみを喜びに、試練を宝に変える新しい門を作ることができます。

ちょうどメガネのようで、青いメガネをかければすべて青く見え、赤いメガネをかければ赤く見えるように、思考はこのメガネに当たります。

思考によって見える世界が変わってくるのです。

あなたは今、どのようなメガネをかけていらっしゃいますか。

気分によって生きる人生から、思考をしっかり成熟させるための意志を、今週も、しっかりと培っていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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神は天地創造の際、言葉によって創造をなさいました。

「神は『光あれ』と言われた。すると光があった」
(創世記1:3)

ヘブル人への手紙にこうある通りです。

「信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉で造られたのであり、したがって、見えるものは現れているものから出てきたのでないことを、悟るのである」
(ヘブル11:3)

感情は、視覚や聴覚等を通して脳に入ってきた情報を、どのように解釈したかで決まります。

たとえば、朝のテレビで

「今日のラッキーカラーはイエロー」

と聞いて、通勤途上の電車の中で黄色の服を着た人が前に座っているのを見たら、

「おっ、今日の私はラッキー!」

と嬉しい気分になるのがこれです。

感情は思考によって決まるのです。

考えることは言葉によってなされます。

従って、言葉を変えれば気持ちは変わります。

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感情の思考化は、次の質問をするとできるようになります。

「今どんな気持ち?」

この質問を子供に繰り返し行ったお母さんがいます。

まだ幼い娘さんが泣いている時、

「○○ちゃん、今どんな気持ち?」

と聞くと、子供は悲しいとか悔しいとかの言葉で自分の気持ちを表現します。

あまり何回も聞くので、とうとうある時、

「また気持ち?」

と子供から逆に聞かれたそうです。

お母さんはめげずに、

「そう、今どんな気持ち?」

と質問しました。

すると子供はまた自分の気持ちを言語化し、話してくれます。

気持ちを尋ねられ、自分が今どう感じているかを言葉にして表し、それを聞いてもらうことは、それだけで快感であり、気持ちが良いことなのです。

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まず自分の気持ちを言葉にして表し、神への祈りとして捧げる今日として参りましょう。

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