今日のみ言葉【No.1756】(2018年 5月19日)「 神の祝福を受けるための訓練「言葉を変える」(3)」

優しい舌は命の木である、
乱暴な言葉は魂を傷つける。
(箴言15:4)

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年末にもらう来年のカレンダー。

クルクルと巻かれたカレンダーを使う時、あなたはどうなさいますか?

まさかそのまま壁にかける人はいらっしゃらないでしょう。

下の方からめくれ上がってしまい、使い物にならないからです。

たとえ壁に密着するように押したとしてもダメです。

手を離せば半分くらい上の方にめくり上がります。

そこでどうするかというと、巻かれていたのと反対側にクルクルと巻き直し、輪ゴムで留め、しばらくその状態を保ちます。

そして再びカレンダーを開けると、ほぼ水平状態になっているというわけです。

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訓練にはこのように今までとは逆方向に強烈な力を加えることがあります。

あるべき姿(例:水平に真っ直ぐにする)を要求しただけでは以前の癖は直らないのです。

極端に否定的な人には極端に肯定的な訓練を課すことによって、ようやくニュートラルになるという理屈です。

右に傾いていた人は左に同じ程度傾けてプラスマイナスゼロになるということです。

これを現実に言葉に関して訓練するとはどういうことでしょうか?

それは

「自分の気持と全くそぐわない言葉を発する」

「全く実感の伴わない言葉を言わせられる」

「自分に対して嘘をついている」

という感覚になります。

土曜日の内容は上級コース、訓練コースなので、ここは意を汲んでお読みいただきたいと思います。

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言葉を変える第1弾は、「〜しないとダメだ」を「〜するといい」に変えるということでした。

1週間前の御言葉メールでこのことを書きましたが、今日までの期間、あなたは実行なさいましたか?

さて、ここが肝心なところです。

確かに読んではいたが実際にはやらなかったあなたは

「これではいけない。今日から始めないとダメだ」

と言ってはいけないのです!

あえて申し上げます。あなたがしなければならないのは

「そうだ、今日から始めるといいのだ」

と言い方を変えることです。

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するとこの段階で妙な感じがして違和感を覚える人が続出します。

真面目な方ほど、

「それはでは自分を甘やかすことになるのではないか」

「そんなことでは不十分なのではないか」

と感じます。

自分を打ちたたくことが当たり前の習慣となっていらっしゃる方々です。

しかし、あえて厳しく言いますが、そのような人は今日から自分を優しくいたわらなければならないのです。

「〜ねばならぬ」「〜ではダメだ」でやってきた果ての人生が今の有様なのですから、ここは逆方向・反対方向にクルクルと巻き直して、自分をしばらく輪ゴムで留めるような期間が必要なのです。

今日から自分に優しい言葉をかけてて下さい。

「優しい舌は命の木である、乱暴な言葉は魂を傷つける」
(箴言15:4)

なのです。

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そうすると、まず99%の人が失敗し、「これではダメだ」人生に戻ります。

その度毎に、自分の気持に反して「〜するといい」の言葉遣いをやり直すことには抵抗があることでしょう。

その時が本当の自分を受け入れるチャンスなのです。

「ダメな自分でまたやっていこう」

「また失敗するさ。繰り返すさ。でもまたそこから始めればいい」

と自分に対して優しいゆるしの言葉をかけてあげ、自分自身との二人三脚の歩みを始めるのです。

人生は新たなものとなっていきます。

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今日も肯定的言葉に満ちあふれる一日として参りましょう。

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