今日のみ言葉【No.1743】(2018年 5月 1日)「 とちり稽古」

2018年5月2日

イエスは四十日のあいだ荒野にいて、サタンの試みにあわれた。そして獣もそこにいたが、御使たちはイエスに仕えていた。
(マルコ1:13)

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かつてテレビは放送されたその時しか見られませんでしたが、ビデオ録画によっていつでも見られるようになりました。

では録画できなかった時は諦める他ないのでしょうか?

いいえ、今は「見逃し配信」というものがあり、インターネットにつながっているパソコン・スマートフォン・タブレットがあれば期間限定ですが無料で見られます。

この御言葉メールはそれ以上で、今までのメールが全て以下の場所に保管されていますので、いつでも自由にお読みになることができます。

https://mikotoba.org

今日の箇所にあるサタンの誘惑とは何だったのかに関しては、2016年6月13日から15日の3回に渡って詳細に書いています。

特に検索ボックスを利用するのが便利ですから、

「サタンの誘惑」とか「イエス 悪魔」とか、適当な言葉を入れて検索してみて下さい。

またたく間に結果が表示され、読みたい記事を読むことができます。

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バプテスマのヨハネから「人の子」として洗礼を受けた後、イエス様は聖霊によって荒野に追いやられ、サタンから誘惑を受けます。

かつて、エデンの園でアダムとエバはサタンの誘惑に屈しました。

しかし、第2のアダムであるイエス様はサタンの誘惑に打ち勝ち、人類への救いの道を確かなものとして開かれました。

勝利の鍵は、3回の誘惑全てに神の御言葉で対処したことです。

まさにこの御言葉の通りです。

「神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である」
(伝道の書12:13)

神の言(ことば)を聞き、神の意志を重んじて生きていくことが、人間にとって何よりも重要なことだとイエス・キリストは示されたのです。

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とは言っても、

「完璧な勝利はキリストだからできたことであって、人間の私にはできない」

という声が聞こえてきそうです。

その通りです。人は誘惑に負けやすい存在ですから…。

聖書を読んで、わかっていたつもりになっていますが、いつの間にか誘惑に乗ってしまい、

「あ、やられた!これはサタンだったのか!」

と気づくことなど何回もあるのです。

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大事なのはその後です。

昔の役者さんたちは「とちり稽古」をやったといいます。

たとえば、三味線の弦が切れたという想定外の事態や、足を踏み外して転んだ、セリフを言い間違えた等の失敗を想定し、その後にどう動くかという稽古を積んだのです。

つまり、あえて事前にとちってみて、本番で心を動揺させることなくリカバーし、何事もなかったかのように、いえ、それが元々の台本にあったかのように演じてみせる稽古です。

私たち人間はよく間違うのです。そしてサタンに時間もお金も盗まれてしまうということがあるのです。

その時に、

「わかっていたのにまたやってしまった。自分はなんてダメな人間なのだ」

と責めるのではなく、

「この私のために、身代わりとなって死んでくださった救い主がいる。この方はサタンの誘惑に打ち勝った鉄壁の救い主なのだ」

と信じる方に向きを変えることです。

ここにおいて御言葉に信頼を置くのです。

自分の感情では、自分はダメ人間で罰を受けるべきと感じます。

しかし神の御言葉は

「しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである」
(ローマ5:8)

と約束してくださっているのですから、こちらの方にすがりつくのです。

サタンに騙された時のために、今から「とちり稽古」をしておきましょう。

その練習があなたを助け、あなたの周りの方々をも助ける日がきっとやって来ます。

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神の言葉を心に貯える一日として参りましょう。

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