今日のみ言葉【No.3172】(2023年 9月12日)「汚れた霊の帰宅の話(1)」

汚れた霊が人から出ると、休み場を求めて水の無い所を歩きまわるが、見つからないので、出てきた元の家に帰ろうと言って、
(ルカ11:24)

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経営コンサルタントの方が、ある地方自治体の要請で、地元企業の経営相談を無料ですることになりました。

その道のプロですから、事前に各企業の経営状態を把握し、安全か危険かのリストを作り、備えます。

意外なことに、相談に来るのは、

「あなたの所は大丈夫ですよ。経営に問題はありません」

という会社ばかりなのだそうです。

そして、

「今のうちに手を打っておかないと、あなたの所は危ないですよ」

と、一番来てもらいたい会社は来ないのだそうです。

さて、神様は今日の聖書の箇所を誰に読ませたいと思っているでしょう?

あなたでしょうか、それとも別の誰かでしょうか?

誰に向かって語られているかを意識して、汚れた霊の帰宅の話を読み解いていきましょう。

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今日の聖書箇所を読んで、

「ああ、これは私のことだ。せっかくイエス様を信じて心の中から汚れた思いを追い出してもらったのに、またそういう思いに浸っている…。悪霊が帰ってきたんだ!」

などと、この話をストレートに自分に当てはめてはいけません。

イエス様は誰に向かってこの話をしているのでしょう?

文脈上はユダヤ人に向けてであり、特に群衆の中でイエス様に反対する人々に対してです。

ですから、まず、

「これはイエス様が直接語られたユダヤ人に向けて適用されるべき話だ」

ということをはっきりさせてから読み直しましょう。

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では、この話の意味するところとは何なのでしょう?

先に、神とサタンの間の中立の立場に人間がいることはありえないことを学びました。

積極的に神の味方になろうとしない人は、神に反対する立場にいるのだということです。

ここでの「家」とはイスラエルのことを言っています。

イスラエルという「家」をきれいに掃除したとは、バプテスマのヨハネがイスラエルに救い主到来の備えをさせたことです。

「彼はヨルダンのほとりの全地方に行って、罪のゆるしを得させる悔改めのバプテスマを宣べ伝えた」
(ルカ3:3)

この「家」に中立の立場はありません。

必ず神かサタンのどちらかが住むとイエス様はおっしゃっています。

それでは、イスラエルという「家」を構成するユダヤ人たちはどのような選択をしたでしょう?

以下、次回に続きます。

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聖書に出てくる話を読む時には、まず誰に向かって語られているかに注目しましょう。

あなたの聖書通読が祝福されますように…。

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