今日のみ言葉【No.3570】(2025年 2月14日)「不正な家令の話(7)」

小事に忠実な人は、大事にも忠実である。そして、小事に不忠実な人は大事にも不忠実である。
(ルカ16:10)

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「小さな仕事も満足にできない者には、大きな仕事は回ってこない」

確かにこの世ではそうなのかもしれません。

この聖書の言葉は、人生の指針として一般に引用される箇所でもあります。

しかし、聖書が言っている意味はそれとは違います。

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イエス様は不正な家令のたとえ話を、弟子向けに語っています。

群衆は「もらう人」ですが、弟子は「払う人」です。

当時の彼らは、これから王となるであろうイエス様に期待し、今の自分の仕事を捨てるという犠牲を払ってでも、将来の大きな成果を得ようと考えていました。

その人たちに向けて、イエス様は、この世で儲かる秘訣や、高い地位を得て成功するために、

「小事に忠実であれ。そうすれば、あなたは信用を得て、大きな仕事を受注でき、繁栄の道を順調に歩める」

と教えたのではありません。

イエス様が教えたのは霊的教訓です。

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ここでの「小事」とは、「あまり価値のない仕事」や「注文数が少ない品物」ではありません。

文脈上、「小事」とは「不正の富」であり、「この世の富」を指しています。

となると、「大事」とは「天の富」「神があなたに任せようとしている祝福」となります。

つまり、

「小事に忠実な人は、大事にも忠実である」
(ルカ16:10)

とは、この世の仕事を忠実に果たす人は、同じように霊的なことも忠実に果たす、ということです。

そうすると、

「だから、もしあなたがたが不正の富について忠実でなかったら、だれが真の富を任せるだろうか」
(ルカ16:11)

の意味もわかってきます。

この世の経済をきちんとする人でなければ、神の国の経済は任せられませんよ、ということです。

つまり、今あなたが持っているお金や収支報告を、忠実に、正確に行っているなら、神様はあなたの忠実さを見込んで、神の国の管理をお任せになるということです。

将来の天での富のために、今の富を十二分に使いなさい。

これがイエス様が勧めておられることです。

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「あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない」
(ルカ16:13)

イエス・キリストは、私たちに二つの選択肢を与えておられます。

一つは、この世の富を追い求め、自分中心の生き方をすること。

もう一つは、天の国のことを第一に考え、神様の計画に人生を委ねるということです。

この世オンリーで行くか、それとも、地上生涯の先にある永遠の世界を意識して生きるか。

イエス・キリストは、この問いを、人類すべてに投げかけておられます。

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人生の、そしてこの世の終末を見極め、今の命を真の命のために使って参りましょう。

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