今日のみ言葉【No.586】(2013年 6月12日)
時にしゅうとめナオミは彼女に言った、「娘よ、わたしはあなたの落ち着き所を求めて、あなたをしあわせにすべきではないでしょうか。
(ルツ記3:1)
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釣りをする人はなぜ朝早く出かけるのか?
おなかがすいている日の出直前、魚の食欲がある時間帯なら餌に食いついてくれるからです。
満腹時の昼では目の前に餌があっても魚は素通りしてしまいます。
何時間釣り糸を垂れても無駄です。
しかしまた日没の時刻辺りに魚のおなかがすくので釣れ出します。
これらのことを、朝まずめ、夕まずめと言います。
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何事にも時があります。
ナオミはルツがはからずも親戚ボアズの畑に行ったこと知り、神の導きを感じます。
落ち穂拾いの生活は収穫が終われば途絶える不安定な生活です。
そこでナオミはルツの「落ち着き所」、すなわちボアズとの結婚を考え、大胆な策をルツに授けました。
これは、災いを下される神ならば祝福も下さる神であるという信仰と、
「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある」
(伝道の書3:1)
という信仰による行動です。
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チューリップが咲くのにも時があります。
最近の研究によると、チューリップは10週間前後の低温の時期を経験しないと開花しないのだそうです。
春の開花が終わり、土の下で球根が育ち、すぐ次の花が咲いても良いようなものですが、そうはなりません。
冬の間の低温が必要なのです。
雪の下の土の中なら水分も切れることなく、球根にとってはベストの状態です。
そして春の暖かさが球根を目覚めさせ、チューリップの花が咲くのです。
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私たちの人生にも春の時があり冬の時があります。
冷たい雪の下の更に深い地の下に埋まり、人に踏まれ、誰からも忘れられているように思う時期もあることでしょう。
しかしその時間がなければチューリップが開花しないように、私たちの人生には冬の時も必要なのです。
もちろん、バナナのように年6回花が咲き、6回収穫できる植物もあります。
しかしそれは人の人生であり、チューリップはチューリップとして生きるのです。
神の時を待ち、神の時には一気に花を咲かせる。
そのような人生を送りたいものです。
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神の時を見定める一日として参りましょう。
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