今日のみ言葉【No.3149】(2023年 8月 5日)「生活の処方箋(67)『横に飛ぶ』」

しかし、イエスはサマリヤを通過しなければならなかった。
(ヨハネ4:4)

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動物行動学者の竹内久美子さんは本の中で、

「発想を変えて思い切って飛びなさい、と言われたら、みんな前に飛ぶことしか考えない。前に飛ぶのは誰にでもできることで、飛ぶ、とは時に横に飛ぶこと」

と記しておられます。

私たちは、励ましの言葉一つでも反対から見る180度思考と共に、どこからでも見ることのできる360度思考ができるのに、ワンパターンになってしまいます。

その時の特徴は、感動も新しい発見もないばかりか

「これからが始まり」

という時に

「もうお終い」

と可能性を閉じてしまいます。

人生には、試練・困難がつきものです。

もう終わり、と思う時こそ、新しい世界の始まりであることを心に留め、いつでも飛ぶことのできる体勢を身につけたいものです。

飛ぶために最も必要なのは、飛ぶ方向に自分の体を伸ばすことではなく、反対に、身を屈めることこそ秘密であることを深く覚えたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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ヨハネによる福音書第4章で、

「しかし、イエスはサマリヤを通過しなければならなかった」
(ヨハネ4:4)

とあります。

なぜ「通過した」でなく、「通過しなければならなかった」のでしょう?

ユダヤ人とサマリヤ人は歴史的に仲が悪い間柄だったのです。

ユダヤ人はサマリヤ人に対して、人種的偏見を持っていました。

ですから、エルサレムからガリラヤに行くにはサマリヤの山地を通るのが直進ルートなのですが、彼らはわざわざヨルダン川を渡り、東側のルートをたどるのを常としていました。

しかし、神のご計画は、

「イエスはサマリヤを通過しなければならなかった」
(ヨハネ4:4)

でした。

なぜでしょう?

神はひとりのサマリヤの女との出会いを用意し、彼女が救われることでサマリヤ人全体に救いが及び、魂の大収穫を起こすご計画を持っておられたのです。

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通常のルートでないところを横に走らせられたり、嫌な人間関係があったり、私たちもイエス様同様、「通過しなければならなかった」という体験をします。

それは私たちの人生計画にはないことですが、神のご計画の中には最初から書き込まれていて、実に豊かな実りを得させるものであることを心にとどめておきましょう。

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「あれは神のご計画だったのだ」

とわかるのは、後になってからです。

今は謙遜に身をかがめ、与えられたものを感謝して生き、神の御心を尋ね求める信仰スタイルを貫いて参りましょう。

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