今日のみ言葉【No.1614】(2017年 9月30日)「 すでにそうなっている」

見よ、わたしはエリコと、その王および大勇士を、あなたの手にわたしている。
(ヨシュア記6:2)

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ジグソーパズルに熱中できるのは、バラバラのピースが必ず完成図のようになるからです。

絶対にそうなります。

ならなければピースをどこかに紛失させた自分のせいです。

ジグソーパズルを完成させるのは自分の能力もさることながら、

「だって買ってきたものを袋を開けて今バラバラにしただけでしょ。組み合わせれば完成しますよ」

という思いだけです。

そうなることが当たり前。

すでにそのようになっている。

それがヨシュアに語られた神の言葉でした。

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約束の地カナンを目の前にし、イスラエルの民はまずヨルダン川を渡る前に、シホンとオグの町を攻め取りました。

そしてヨルダン川を渡り、エリコの町を攻略するために向かいます。

エリコはパレスチナ地方の中央部に通ずる交通の要衝ですから、イスラエルがカナンの地に広がるためには何としてもこの町を手中に収めなければなりません。

しかし、エリコは難攻不落の堅固な町として知られていました。

神に従う決心をして始めると、簡単な問題から段々難しい応用問題へと徐々に移っていくのではなく、1つ2つの小問の後、いきなり難問に出くわすことがあるのです。

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そのような場合、自分の力のみを見ていれば「どう考えても無理。できない」という考えしか湧いてきません。

しかし、神が行きなさいと命じたところには神の御計画があります。

主はヨシュアに対してこう言われました。

「見よ、わたしはエリコと、その王および大勇士を、あなたの手にわたしている」
(ヨシュア記6:2)

すでにそうなっているのだから、そういうものとして進みなさい、ということです。

ただし、神の御心の通りに従う時にそれは成就しますから、どんなに自分の考えや思いとはかけ離れていたとしても、その通りにしなければなりません。

ヨシュア記第6章には、イスラエルが神の不思議な命令を忠実に果たした結果、エリコが陥落することが記されています。

人生にはどうしても避けたいことがあります。

しかし、それにチャレンジすることが神の御心だとわかっている場合は葛藤します。

御心であると確信するならば

「見よ、わたしはエリコと、その王および大勇士を、あなたの手にわたしている」
(ヨシュア記6:2)

とヨシュアに語られた神が自分にも語っていると信じ、恐れに打ち勝ち、思い切って行動してみることです。

行動をした人のみが「あれはやはり神の御心だった」と言えるのです。

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オーストラリアで教会研修をした際、移動のためにバイクを貸してくれた人がいました。

大陸を突っ走る大型バイクだったらどうしようと心配していたら、与えられたのは80ccの小型のバイクでした!

それに乗ってどうしてもある所を訪問しなければなりません。

行く途中、川の上に架っている長い橋を渡らなければならないことに気づきました。

しかもそこは高速道路の一部なので、地元の人から「風が吹くから気をつけてね」と言われていました。

風がビューっと吹く川の上の高速道路を小型バイクで走るとは…!

正直、恐い思いをしました。

行きは良い良い帰りは怖い。

帰りの道はあの橋だけは渡らないようにといろいろ道をたどってみましたが、道に迷うだけで元の地点に戻ります。

どうしてもあの橋は避けられません。

日も暮れ出し、どんどん暗くなっていきます。

意を決してこう祈りました。

「神様、御心の通りにここに来たのですから、あなたが守って下さい。無事に橋を渡ったことを信じます」

そして、「エイ!」と気合を入れ、最短距離でここしか帰る道がないというあの橋をバイクで突っ走りました。

すると、案外スルリと通るものです。

私はすぐに何事もなくホームステイ先に到着していました。

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すでにそうなっているという神の御言葉が聞こえたなら、素直にチャレンジを始めてみましょう。

御心を求め、御心に従う今日となりますように…。

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