今日のみ言葉【No.1683】(2018年 1月13日)「 信仰の義」
なぜなら、世界を相続させるとの約束が、アブラハムとその子孫とに対してなされたのは、律法によるのではなく、信仰の義によるからである。
（ローマ4:13）
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お父さんが長女に
「宿題いつするの？」
と聞くと、
「後で！」
とつっけんどんな返事。
さて、あなたがこのお父さんならどう反応しますか？
実際の答えから先に言いましょう。
このお父さんは
「偉いな、やる時間自分で決められて」
と言ったそうです。
決して
「後でって言って、やれなくなったら大変でしょ！」
などとは言いません（私なら言いそうですが…）。
この違いは何でしょう？
お父さんにとって娘が宿題をすることは自明中の自明で、彼の思いの中ではすでにそうなっているのです。
しかし多くの人は、子供が宿題をするかどうかはこれからにかかっていて、そうなるかどうかわからないという現在からものを見ています。
信仰を持って生きるとは、このお父さんのような態度で生きることです。
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キリスト教では救いは神の側で全てお膳立てされ、手続きはすでに完了しています。
「後はどうぞ召し上がって下さい」
と目の前に料理が出されているようなものです。
箸をつけるかどうかはあなた次第。
ところが、素直に「いただきます」と言えない理由が心をかすめてお箸を持てません。
まず
「お金を払っていない。そして食べたら最後、払えないくらいの金額だったらどうしよう」
という不安が先立ちます。
また、
「何もお手伝いしないで食べるだけでは申し訳ない感じがする」
という思いが湧きます。
いずれも「人間が何か貢献できる」という前提のもとでの考えですが、キリスト教の救いではこれを完全に否定しています。
つまり、
「あなたがいくらお金を出しても買えない料理なんですよ。また、もしあなたが厨房に入って料理を手伝おうとしても何の力にもならないんですよ」
と料理を作ったシェフに言われるようなものです。
ここは覚悟を決め、運動部の男子高校生が「あざーっす！」（ありがとうございますの略）と言ってモリモリ食べるように、私たちも神の救いを信じて受け取ればよいのです。
「なぜなら、世界を相続させるとの約束が、アブラハムとその子孫とに対してなされたのは、律法によるのではなく、信仰の義によるからである」
（ローマ4:13）
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恵みいっぱいの今日一日を味わって参りましょう。
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