今日のみ言葉【No.3114】(2023年 6月26日)「生活の処方箋(56)『音を聞く』」

(Amazonサイトより)

彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。
(創世記3:8)

——————

Aさんは和菓子店を経営。

季節が変わるごとに和菓子をお届け下さり、

「ぜひ五感で味わって下さい」

と言われます。

「五感で」とのAさんの言葉に応じ、見て楽しみ、食べて楽しみ、触れて楽しみ、香りを楽しむ…。

最後に「聴覚」という言葉を思い起こし、

「音で和菓子を楽しむとはどういうことか」

と考えました。

おせんべいならばパリパリという音。

でも柔らかい和菓子にはその音もありません。

そこでAさんに

「音で和菓子を楽しむとはどういうことですか」

と伺うと、逆に

「音で楽しむとはどういうことだと思われますか」

と問われ、しばし考えました。

しかし、良き答えが浮かびません。

するとAさん、

「和菓子は季節感を様々に表現しています。ですから、召し上がる度ごとに季節の音を聞いていただくことができるのです。それが聞こえますか」

と尋ねられ、ハッとしました。

人生もそのように味わっていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

-*-*-*-*-*-*-

聖書で最初に出てくる音は、神様がエデンの園を歩く音です。

「彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた」
(創世記3:8)

「日の涼しい風の吹くころ」とは一日の中で最も快適な時間です。

アダムとエバは、一日の中で最も良い時間を神と過ごしていたのです。

しかし、それは罪を犯す前までです。

蛇の誘惑に乗り、食べてはならない「善悪を知る木の実」を食べ、罪を犯した後は、

「そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した」
(創世記3:8)

となりました。

神の音を心待ちにしていた幸せは失せ、逆に神の音が聞こえてくることに恐怖するようになったのです。

-*-*-*-*-*-*-

この状態から人類を救い出すために、神はイエス・キリストを地上に送り、十字架につけさせ、人間の罪を負わせました。

キリストは十字架の死後3日目によみがえり、罪の負債を全部払い切ったことを証明されました。

このイエス・キリストの十字架と復活が、自分の罪のためであったと信じる者は、その信仰によって義とされ、神の前で無罪の者と認められます。

このようにして、エデンの園で行われていた神との交流が回復されるのです。

これが福音であり、キリスト教の救いです。

もはやどんな音が神様から聞こえてきても恐れる必要はありません。

それは愛の音色だからです。

-*-*-*-*-*-*-

ウサギの女の子「ミッフィー」の生みの親ディック・ブルーナはクリスチャンの絵本作家です。

彼は自分の作品を、「後は印刷所に回すだけ」という段階まで仕上げた後、最後のチェックで奥様のイレーネさんに見せたのだそうです。

その理由をディック・ブルーナはこう語ります。

「若いときには、『大人になれば、たしかな仕事ができるもの』と思っていましたが、そうではないのです。どれだけ描いても、慣れた仕事であっても、その出来ばえに謙虚になることは、創作活動に必要です。いくつになっても不安はつきもの。だから、批評家が必要なんです。家族でも友人でも、この人のアドバイスなら素直な気持ちで聞くことができるという、信頼できる人をもつことは、人生の何よりもの財産になると思います。僕の場合、それが妻であることが最大の幸福です」
(『御翼』、2023年6月号その1、佐藤順主筆)

愛の関係にある者からの言葉は恐れる必要がありません。

その批評は心地よい音となってあなたに響くからです。

-*-*-*-*-*-*-

神との間に罪の無い関係は、ただ愛しか流れてこない関係です。

今日も「神の歩まれる音」を聞き、生きる喜びを味わう人生を送って参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/@joymaru

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。

☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)

★御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org