今日のみ言葉【No.3094】(2023年 6月 2日)「神を愛するとは(2)」
この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。
(ルカ10:39)
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日本の女子教育の先鞭をつけたのはキリスト教です。
明治維新で鎖国が終わり、キリスト教の禁教令が解かれた日本には多くの宣教師が来て、ミッションスクールが設立されました。
女性にも高等教育の道が開かれたのです。
しかし、私が子供だった高度経済成長時代でも、大学に行く女性は珍しく、まだまだ「女に学問はいらない」という考え方が大勢だったように思います
聖書時代のユダヤではなおさらです。
女性が優先的に御言葉を学ぶなどということは相当異常なことだったのです。
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「この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた」
(ルカ10:39)
この聖書箇所を読む時、
「会堂の最前列の席に座って、熱心に礼拝説教に聞き入る女性信徒の姿」
を思い描いてはいけません。
イエス様が5千人の給食の奇跡を行われた時、
「 食べた者は、女と子供とを除いて、おおよそ五千人であった」
(マタイ14:21)
と書き残されているように、女性と子供は数に入れられない時代でした。
つまり、この時代は、
「女性に勉強はいらない。御言葉を聞くのは男性の仕事」
という考え方が常識であり、それが正しいこととされていたわけです。
しかし、妹のマリヤは、
「主の足もとにすわって」
と、男性を差し置いて、イエス様に最も近い場所に陣取りました。
しかも、他に何の仕事もしないで
「御言に聞き入っていた」
だけなのですから、一生懸命働いている姉のマルタからすれば、
「サボっている」
としか考えられません。
この異常な状態を正すべく、マルタは行動に出ます。
以下、次回に続きます。
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御言葉を聞けることが当たり前のことではない時代もあったのです。
聖書に触れる時間を大切にする今日として参りましょう。
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