今日のみ言葉【No.3073】(2023年 5月 9日)「善きサマリヤ人の話(1)」
するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った、「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。
(ルカ10:23)
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もしあなたが今日の聖書の場面にタイムスリップしたとして、この律法学者から同じ質問、すなわち、
「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」
と質問されたら、何とお答えになるでしょう?
「イエス様を信じたら救われます。根拠はヨハネ3章16節です」
と自信満々の答を放ってもダメです。
まだイエス様は十字架についておらず、新約聖書もない時代なので、旧約聖書で勝負しなければなりません。
それどころか、この人は律法学者なので、当時の口伝律法にも精通しています。
そこまで守備範囲を広げられたら、私たちは太刀打ちできません。
イエス様はどうなさったのでしょう?
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律法学者が来たのは、
「イエスを試みようとして」
(ルカ10:23)
です。
彼は最初から謙遜に学びに来たのではありません。
つまり、
「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」
(ルカ10:23)
とは言っていますが、迷っているので答を求めている…、というわけではないのです。
むしろ、彼には彼自身の答があり、その答に絶対の自信を持っているので、
「どれ、イエスとやらの実力を測ってやろう」
という傲慢な思いを隠し、表面上は教えを請うという謙遜な姿を見せながら、イエス様に質問したのです。
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イエス様はユダヤ教で言う「ラビ(先生)」にあたります。
ラビがその弟子に対して行う典型的教授法のひとつに、「質問に対して質問で答える」というものがあります。
イエス様はこの律法学者の魂胆を百も承知で、彼の質問に対して質問で答えられました。
それが
「律法にはなんと書いてあるか。あなたはどう読むか」
(ルカ10:24)
です。
これに対して、待ってましたとばかりに律法学者は自分の長年の研究の成果を発表します。
聖書の中のエッセンス中のエッセンス、永遠の命を獲得できる秘伝とは何でしょうか?
以下、次回に続きます。
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「何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」という問いに、あなたの答を出す今日として参りましょう。
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