今日のみ言葉【No.546】(2013年 4月16日)

ヨシュアは明くる朝、早く起きて、
(ヨシュア記8:10)

——————

日曜日の次の月曜日の朝、なんだか調子が上がらず、学校や会社に

「行きたくないなあ…」

と思う人が少なからずいらっしゃるものです。

英語で「blue Monday(ブルーマンデー。憂鬱な月曜日の意)」という言葉もあるくらい、月曜日の朝は精神状態が良くありません。

なぜでしょう?

お察しの通りです。

「またあの生活に戻らなければならない」

というストレスです。

月曜の朝、楽しみで朝早く目が覚めた、ということは特別なことがない限り起きそうもありません。

-*-*-*-*-*-*-

ヨシュアも同じようにストレスにさらされる毎日でした。

特にアイとの戦いで思わぬ敗北を喫し、そのアイと再び戦い、勝利を得なければ前へ進めない状況でしたからなおさらです。

神は彼に語りかけられました。

「恐れてはならない、おののいてはならない。いくさびとを皆、率い、立って、アイに攻め上りなさい。わたしはアイの王とその民、その町、その地をあなたの手に授ける。」
(ヨシュア記8:1)

敗北の原因となったアカンの罪を取り除いたので、神は再びイスラエルと共にいる、と約束されたのです。

-*-*-*-*-*-*-

再び神の声を聞いた時は、この世の考えが入る前に実行し始めることが肝心です。

それが

「ヨシュアは明くる朝、早く起きて」

ということです。

やると決めたら、躊躇しないでやるのです。

「ああなったらどうしよう、こうなったら…」

と考えず、

「どうやったらできるか」

という方向に考えも行動も集中させるのです。

-*-*-*-*-*-*-

アブラハムが我が子イサクを捧げよという神の声を聞いた時、

「アブラハムは朝はやく起きて、ろばにくらを置き、ふたりの若者と、その子イサクとを連れ、また燔祭のたきぎを割り、立って神が示された所に出かけた。」
(創世記22:3)

彼は朝早く起きて、他のことは何も考えず、すぐ行動に移しました。

ヨセフが夢で神の御告げを聞いた時、

「そこで、ヨセフは立って、夜の間に幼な子とその母とを連れてエジプトへ行き、」
(マタイ2:14)

とあります。

神の声を聞いたら、直ちに実行なのです。それが神の祝福を得ていくための秘訣です。

-*-*-*-*-*-*-

昔々の神学校でのお話です。

一人の女性献身者が、先輩から

「座布団カバーを”すぐ”洗って下さい」

と言われました。

ところが彼女は

「”すす”で洗って下さい」

と聞こえたのです。

「すす」とはあの煙突から出る真っ黒い「煤(すす)」のことです。

従うことを教えられていた彼女は、

「おかしい。すすで洗ったら真っ黒になる。」

と内心思いましたが、

「はい」

と言われた通りに従いました。

その当時ですから洗濯は手洗いです。彼女はすすをまぶして一生懸命洗いました。

その後どうなったのでしょう?

はい、神学生全員で真っ黒になった座布団カバーを洗濯し直すという結末となりました!

しかし、このことで彼女の評価が下がるという事はありませんでした。

むしろ、

「何と忠実な人であろうか」

と一躍有名になり、その後、牧師夫人として大変良い働きをなさいました。

-*-*-*-*-*-*-

まずやってみることです。行動です。

今日、朝寝坊した人も、これからすぐ悔い改めてまた始めたらよいのです。

御心は時を移さず。

まず従う一日として参りましょう。