今日のみ言葉【No.3030】(2023年 3月11日)「生活の処方箋(27)『楽しんで生きる』」
心の楽しみは良い薬である、たましいの憂いは骨を枯らす。
(箴言17:22)
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超一流ホテルのオーナーで、度々日本を訪れ、知日家でも知られるA氏に、日本のホテル関係者が宿泊の感想を聞きました。
日本の方々は
「自分たちのサービス、運営に、100%の自信有り」
という思いでした。
答えは期待どおりで、
「すばらしい。仕事は正確だし、雰囲気も申し分ない」
ところがその後に、心に残るひと言がありました。
「しかし、日本のホテルマンは仕事を楽しんでいないね」
どんなにすばらしく整っていても、もし一つが欠ければすべてを失う、ということがあるものです。
あなたも人生を楽しんでいらっしゃいますか。
体調が思わしくない、経済も、人間関係も…と多くの試練があります。
しかし、人生はヨットで旅するようなもので、風が、試練があってこそ、前進できるのです。
どのような状況でも、さらにあなたのほほえみに深みが増し加わりますように。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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聖書は何千年も前から、
「心の楽しみは良い薬である、たましいの憂いは骨を枯らす」
(箴言17:22)
と言っています。
心の楽しみが生きるために必要なことは、免疫学の世界的権威である奥村康教授の言葉によっても実証されています。
「心理学者が言うには、頭を時々真っ白にするのがNK細胞の働きを上げるコツだそうです。ゲラゲラ笑うのも同じです。大笑いしている時は、一瞬、何も考えなくなりますね。それが免疫力を高く保つのにいいということ。あるいはカラオケで熱唱するとか、無心になって単純作業を繰り返すとか、頭を真っ白にする瞬間を時々つくるのがいいそうです」
(『「80歳の壁」は結局、免疫力が解決してくれる』、和田秀樹・奥村康著、宝島社、P104)
また、「たましいの憂い」とはストレスのことです。
人間の身体は、ストレスを感じると血液中にカルシウムが放出されるようにできています。
カルシウムには脳神経の興奮を抑える作用があるからです。
カルシウムの貯蔵庫は骨です。
箴言に書かれてある
「たましいの憂いは骨を枯らす」
(箴言17:22)
とはまさしくこのことを言い当てています。
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イライラを感じた時は、
「今、私は、骨を枯らしているのだ」
と考え、イライラではない反応へと自分を変えることが賢明な選択です。
即座に気持ちを変えることは難しいですが、気持ちが伴わなくても、体を動かすことはできます。
イライラしている自分をキャッチしたら、意識的に口角(こうかく)を上げましょう。
「ほほえみ」の顔の形を作るのです。
すると、その瞬間、
「なぜ自分が笑えるのか」
という理由作りに脳が働き出します。
やっかいな問題としか見えない現在の状況に、プラスの面が見え出すのはそこからです。
正面から吹いてくる逆風に対して高く帆を上げ前進するヨットのような人生に変わるのは、その時からなのです。
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楽しんで生きる今日として参りましょう。
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