今日のみ言葉【No.3059】(2023年 4月18日)「72人の派遣（12）」
あなたがたに聞き従う者は、わたしに聞き従うのであり、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。そしてわたしを拒む者は、わたしをおつかわしになったかたを拒むのである」。
（ルカ10:16）
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アメリカ大リーグの大谷翔平選手は、今シーズンで所属球団のエンジェルスとの契約が終了するそうです。
次はどこで活躍するのか、好条件が望まれるところですが、彼はいちいち細かいところに頭を悩ませません。
交渉は代理人（エージェント）が一手に引き受けるからです。
大谷選手が交渉の場に出向かなくても、プロの代理人が本人の気持ちを正確に代弁し、有利な条件でプレイできるチームと契約をとりまとめます。
72人の弟子たちは、キリストのエージェントだったのです。
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イエス様から遣わされた72人は神の代理人です。
神の代理人としてやって来た人たちは、イコール、神と同等という意味を持ちます。
これは、その弟子たちが神となったということではなく、彼らが言うことは神が言っているのと同じことだ、ということです。
代理の人が来たと言うことは、その代理の人を遣わした当の本人が来たのと同じとして扱われます。
これが聖書の考え方です。
ですから、
「あなたがたに聞き従う者は、わたしに聞き従うのであり」
（ルカ10:16）
ということが成り立つのです。
当然、
「あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである」
（ルカ10:16）
となり、弟子が語る福音を拒否したということは、イエス・キリストを拒否したということと同等です。
そして、イエス・キリストは天の父なる神から遣わされて地上にやって来られた御方ですから、
「そしてわたしを拒む者は、わたしをおつかわしになったかたを拒むのである」
（ルカ10:16）
となり、神を無視し、拒絶したということになるのです。
72人の弟子たちを受け入れた人は、遣わしたイエス様を受け入れたことであり、なおかつ、そのイエス様を遣わした神を受け入れたことになります。
そうやって、弟子が伝える福音を信じた者は神の救いを受けるのです。
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ギデオン協会は聖書を無料で贈呈するキリスト教の団体です。
ただし、相手に無理矢理聖書を押しつけて、「信じなさい」と強制することはしません。
聖書を配って、受け取ってもらった後は、その人の責任と考えます。
しかし、ギデオン協会に所属するクリスチャンであっても人間ですから、受け取ってもらえず、受け取られてもゴミ箱に捨てられる風景を見ると心がくじけます。
また、たとえば、「今日は300冊配布が目標だ」と自分を奮い立たせて臨んでも、結果がそうならなければがっかりすることがあります。
しかし、原則は、
「いりません」「結構です」「大丈夫です」
と言って受け取らなかった人は、その人の選択だからゴリ押ししないという基本姿勢を守ることです。
そうは言っても、
「聖書いりますか？いりません？あっ、そう。はい、次の人…」
と機械的に行うのではありません。
また、聖書配布の効率を追求して、これを組織的、大規模に行おうとして、配布する人を人間的手段で動員しても、長続きはしません。
そのような困難の中、祈っていると、
「どうしても聖書を配りたい」
という人が起こされるのだそうです。
その神の器となる人が配る聖書が、やがてどこかで霊の命の芽を吹き出すのでしょう。
伝道は人間がなす行為ですが、やはりそれは神の業（わざ）なのです。
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神の代理人として、誇りを持って福音を知らせて参りましょう。
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