今日のみ言葉(2012年 2月22日)【No.245】

2012年2月23日

そこでイエスは彼らに言われた、「まだ悟らないのか」。
(マルコ8:21)

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今日の聖書個所は、弟子たちがパンを持って来るのを忘れてしまい、舟の中でパン1個という状況で語られたことです。

続く節でイエス様はこう言われました。

「そのとき、イエスは彼らを戒めて、『パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とを、よくよく警戒せよ』と言われた。」
(マルコ8:15)

パン種を入れずに焼いたパンは、平べったいせんべいのようなものです。

そのパン生地をふくらませ、大きくふっくらとさせるのがパン種です。

聖書の言葉がパン生地、その解釈と適用がパン種です。

御言葉が間違った考えで解釈されると、その害毒は多くの人々に及ぶことをイエス様は戒められたのです。

弟子たちはその事を悟らず、

「自分たちがパンを持っていないためであろうと、互に論じ合った。」

のです。

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イエス様は更に続けて、5つのパンで5千人を養ったこと、7つのパンで4千人に給食した奇跡を思い起こさせました。

御言葉の影響力が大きいことを語られたのですが、弟子たちはそれでも悟りませんでした。

なぜでしょうか?

過去の神の恵みは記憶としてはありましたが、今の「パン1個」という現実と神の恵みの知識が結びつかなかったのです。

ついこの間、何千人もの人々と共にパンの奇跡を味わったという事実が、今や単なる物語にしか過ぎず、今の自分たちの力にも何もなっていなかったのです。

パン1個だけというわびしい現実の中で、しかしイエス様が共にいて下さるゆえに、希望を持つことが神の御心です。

そのためには、イスラエルの民が荒野で日ごとにマナを集めたように、私たちは毎日、霊の糧を求めることが大切です。

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救い主イエス様が今も共にいて下さるという事実を悟りながら、今日一日を歩んで参りましょう。

マルコ,御言葉

Posted by maruyama