今日のみ言葉(2011年12月5日)【No.194】

「あなたのいつくしみはわたしの目の前にあり、わたしはあなたのまことによって歩みました。」
(詩篇26:3)

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エルサレムの「嘆きの壁」は観光客に人気のある場所です。

しかし持ち物の検査があるため、時には1時間ほど待たされることもあるとか。

私たちが行った時も、既に長蛇の列。

「あ〜、これから1時間近く立ちっぱなしか…」

と悪い想像が頭をよぎります。

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するとガイドの先生が、

「予定変更。こちらに行きましょう」

と私たちを隣りの「黄金のドーム」の入り口に導いてくれました。

こちらの方が人の数が少なく、今なら入れる、とタイミングの良い判断をしてくれたのです。

ところが、更にも増して厳しいセキュリティーチェック。奥の方に銃を持った兵士までいます。

イスラム教のモスクなので、聖書や十字架の持ち込みは原則禁止。没収されるか入ることができない可能性もあります。

最悪の予想がグルグル頭を巡り、さらには「トイレ、今行かないと大変か…」という方面の不安まで起きてきます。

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ここで頭の中を切り替えなければなりません。

「私は最悪を見るためにここに来たのか?それとも、神の備えられた最善を見るために来たのか?」

人間は不測の事態が起こると、自動的に最悪を予想してしまいます。

自分の命を守るための自然な反応なのかもしれません。

しかし、今日の聖句が語る神の真理は、

「あなたのいつくしみはわたしの目の前にあり」

なのです。

今日、今、私たちの目の前に「神のいつくしみ」が置かれていることに目をとめなければなりません。

最悪を見ようとする心の目を、最善の方向へと軌道修正し、一日をスタートさせましょう。

それが、御言葉を土台として現実を生きる、ということです。

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その後、私たちは20分ほどかかりましたが、検査を通って無事黄金のドームを見ることができました。

そして再び隣接する嘆きの壁に入る時には、先ほどの長蛇の列は終わり、さほど時間もかからず入場することができました。

まず目の前にある神のいつくしみに目をとめると、最悪の予想に振り回されることはありません。

神の真実さを体験しながら、その場所を歩かせていただきました。

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神のいつくしみをまず1つ見出して今日の歩みを始めましょう。

初期,御言葉

Posted by maruyama