今日のみ言葉【No.1047】(2015年 5月26日)

モアブのさすらい人を、あなたのうちにやどらせ、彼らの避け所となって、滅ぼす者からのがれさせよ。
(イザヤ16:4)

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「生活保護の担当者向けの研修をしてほしい」

ということで、かつて役所の福祉課に呼ばれてカウンセリングの講義をしたことがあります。

時代が変わり、今までの対応の仕方では通用せず、むしろトラブルを招いてしまうことが明らかになったからです。

ただ、生活保護を悪用する人も世の中にはいるので、窓口の担当者としてはきちんと仕事をしなければなりません。

しかし、受給条件を満たしているか、という仕事一点張りで対応する職員は、当然申請者の反発を買います。

今すぐ助けてもらいたい側からすると、「お金をなるだけ出さないように、条件をつけられて、断ろうとしている」と感じるからです。

その研修では、「助ける」ということと「厳格に仕事をする」という両者の橋渡しとしてのカウンセリングの技法を講義させていただきました。

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イザヤ書第16章では、「助ける」方を優先させよ、と神はイザヤを通して語っておられます。

モアブはアッスリヤに対抗して敗れました。

敗因はモアブの高慢です。

「われわれはモアブの高ぶりのことを聞いた、その高ぶることは、はなはだしい。われわれはその誇と、高ぶりと、そのおごりとのことを聞いた、その自慢は偽りである。」
(イザヤ16:6)

そして大量の難民が隣国イスラエルに避難してきました。

すべて自業自得です。自分が蒔いたものを自分が刈り取っているのです。

しかし、たとえそうであったとしても、助けてやれ、と神はイスラエルに語ります。

困っているなら助けてあげなさい。

これが神の基準です。

もちろん、安易に援助してかえって相手を自立させないということはあり得ます。

そのような可能性はありますが、それでも基本的には「助ける」という方向に踏み切れ、と神はおっしゃるのです。

そこから先は神の世界です。

神の言葉に従った者だけが味わえる、不思議な祝福の世界が開かれていきます。

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神の世界を体験する一日となりますように…。

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