今日のみ言葉【No.525】(2013年 3月13日)
彼らは正月の十五日にラメセスを出立した。すなわち過越の翌日イスラエルの人々は、すべてのエジプトびとの目の前を意気揚々と出立した。
(民数記33:3)
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私は「バブル時代」を過ごしたという感覚は全くありません。教会の寮生活をしていたからでしょう。
また、「失われた20年」とか「デフレ時代」と言われても、これまた実感が湧きません。食べているものがここ何十年ずっと変わらないからでしょう。
私が分かるのは、あのときもこのときも神様が助けて下さった、ということだけです。
「今までよく生きてきたなー。いや、生かされてきたんだなー。」
というのが私の偽らざる実感です。
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今日の聖句のある民数記33章では、イスラエルがエジプトを脱出してからのことが書かれてあります。
淡々と記述されている記録は、私たちから見るとほとんど意味が感じられませんが、イスラエル民族にとってはその全てが思い出に満ちあふれているのでしょう。
「あそこでも神様が助けて下さった。ここでも介入された。」
という事実を振り返る時が私たちの人生でも必要です。
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人間は
「私は生まれた時からこういうものだった
と錯覚しやすいのです。
そんなはずはありません。私たちは成長し、今の自分となったのです。
過去を振り返る時は必要です。
しかし、それは過去の傷を掘り返すことではなく、そこに神の導きがあったという恵みにふれることが肝心なことです。
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日本の子供なら誰でも見たことのあるアニメ、アンパンマン。
作者のやなせたかしさんはアンパンマンの歌の作詞もされました。
それが子供向けにしては深すぎる内容だと評判です。
一例を挙げれば、
「なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!」
最後のアンパンマン体操の歌では、
「もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ 思い出せ」
です。
やなせさんの人生体験と、どんなに過去に悲しみがあったとしても、希望を持ち続ける信仰が刻まれた歌詞です。
「いいことだけ いいことだけ 思い出せ」
という歌詞を応援歌として私たちも歩みたいものです。
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神が自分の人生に介入された時を思いめぐらす一日として参りましょう。
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