今日のみ言葉【No.488】(2013年 1月22日)
ところがこの人々はヨセフの家へ連れて行かれたので恐れて言った、「初めの時に袋に返してあったあの銀のゆえに、われわれを引き入れたのです。そしてわれわれを襲い、攻め、捕えて奴隷とし、われわれのろばをも奪うのです」。
(創世記43:18)
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今日の聖句は、エジプトの総理大臣となったヨセフが兄弟たちを自分の家に集め、これから食事を振る舞うところです。
しかしまだ自分が弟のヨセフだとは明かしていません。
兄弟たちは何が何だか分からず、しかもエジプトの王パロの右腕の総理大臣の家に連れて行かれたのでパニックに陥ってしまいました。
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パニック状態になると、人間の知能は2歳児並みになるそうです。
ですから、非常口の標識には子どもでも分かるイラストが採用されています。
ヨセフの兄弟たちは混乱し、自分たちが招かれた理由を、
「われわれを襲い、攻め、捕えて奴隷とし、われわれのろばをも奪うのです」
と考えました。
理性的に考えれば、大国エジプトの総理大臣がこれ以上奴隷を必要とすることはなく、ましてろばを奪おうとする理由はありません。
ヨセフが祝福を与えようとするもてなしは、恐怖と疑いに満たされた兄弟たちからは、略奪と支配としか見えませんでした。
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兄弟たちの問題は、ヨセフの正しい姿が見えなかったことです。
これは現在の私たちにも通じます。
神の姿が正しく見えなければ、私たちもヨセフの兄弟と同じように、身の回りに起こることが、
「神様はあれもこれも奪おうとする」
としか見えなくなります。
当然、
「御心のままになさって下さい」
という祈りは捧げられなくなります。
そのように祈った瞬間、自分の人生は神の思い通りに動かされ、自分が積み上げてきたものがガラガラと崩れるように想像してしまうのです。
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もう一度、神は愛の方であることを確認しましょう。
あなたを奴隷とし、ろばをも奪おうとする方ではなく、ご自分のひとり子イエス様をも与えて惜しまない方であることを思い起こしましょう。
「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」
(ヨハネ3:16)
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神の正しい姿を確認する一日として参りましょう。
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