今日のみ言葉【No.3023】(2023年 3月 3日)「72人の派遣（1）」

その後、主は別に七十二人を選び、行こうとしておられたすべての町や村へ、ふたりずつ先におつかわしになった。
（ルカ10:1）

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春まだ浅い北国山形ですが、梅の木はもう花を咲かせる準備を整えているのが見えます。

あの寒い冬の間も、木の内部では着々と準備が進められていたのでしょう。

果樹農家の方の言葉が忘れられません。

「極寒の日々が無ければ木の奥深くまで入り込んだ害虫は死なない。秋の実りのためには冬の厳しい寒さが必要なんです」

人生の厳しさは神の気まぐれによるのではありません。

神はよく準備されたご計画を持っておられることをルカ10章から見て参りましょう。

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ルカ9章でイエス様は12弟子を伝道のために派遣なさいました。

「イエスは十二弟子を呼び集めて、…、神の国を宣べ伝え、かつ病気をなおすためにつかわして」
（ルカ9:1-2）

イエス様に従ってきた人たちは12人だけではありません。

その周囲には無名の多くの弟子たちがいました。

イエス様は72人を選び、ペアにして36組を各地に遣わされました。

彼らは行き当たりばったりに散り散りになって行ったのではなく、

「主は別に七十二人を選び、行こうとしておられたすべての町や村へ」
（ルカ10:1）

とありますから、その派遣先には主御自身が後で必ず行くという前提があります。

ですから、72人の弟子たちのメインの目標は、悪霊を制する権威を使って霊の戦いに勝利することではなく、その町や村の人々に、救い主メシアであるキリストを迎えるにふさわしい準備をさせることでした。

このことを念頭に続く聖書箇所を読んでいくと、イエス様がいかに用意周到に準備され、その計画を段取りよく実行されたかがよくわかるようになります。

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神様は決して場当たり的にいろいろなことを決められるのではありません。

私たち人間は突然そのことが起きたように思いますが、神にあっては、練られた計画を寸分の違いなく実行している最中の、ほんの一コマを人間が見ることを許されただけなのです。

次回から、イエス様がいかに我々のことを慮り、大事にし、神の国の市民として成長させようとしているかを見ていきます。

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神のご計画に信頼する今日として参りましょう。

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