今日のみ言葉【No.3017】(2023年 2月24日)「3人の弟子志願者(3)」

中世の教会の墓地

彼に言われた、「その死人を葬ることは、死人に任せておくがよい。あなたは、出て行って神の国を告げひろめなさい」。
(ルカ9:60)

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一般企業では4月1日が新入社員のスタート日ですが、私が教会で献身生活を始めた時はそのようにできませんでした。

それまでのお気楽大学生の行動パターンが抜けていなかったからです。

何でも自分の都合に合わせられる生活から、神第一で神の使命に自分を従わせる生活となるのですから、

「いや、ちょっと待ってください」

の繰り返しとなるのは目に見えています。

弟子志願者の二人目はそのパターンを持つ人でした。

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弟子となる条件は十分整っていたにもかかわらず、神の召しにすぐ従わず、自分の都合に合わせようとしたのが2番目の人です。

イエス様の方から弟子として招いたのに、彼は自分の都合を優先して、イエス様の召命を承諾することも拒否することも両方できるようにし、とりあえず待ってもらおうとしたのです。

彼に対してイエス様はこのように言われました。

「その死人を葬ることは、死人に任せておくがよい」(口語訳)

「死人たちに彼らの中の死人たちを葬らせなさい」(新改訳)
(ルカ9:60)

口語訳聖書と新改訳聖書では「死人」という語の順番が逆になっていますが、口語訳で言うと、

・最初の死人とは、肉体的死人

・次の死人とは、霊的死人(この世の人)

のことです。

人が肉体的に死に、葬式を出すのは当然のことです。

しかし、それはこの世のことですから、この世のことはこの世の人に任せ、この世だけで終わらせなさいということです。

そしてイエス様は、

「あなたは、出て行って神の国を告げひろめなさい」
(ルカ9:60)

と、やるべきことを彼に示されました。

死者はすでにこの世を去っているのですから、私たちが救いを伝えられる対象から外れます。

手の届かない領域に行った人のことは、神様にゆだねなければなりません。

私たちができることは、今生きている人に対する関わりです。

イエス様は福音伝道の緊急性を示し、先延ばしを戒められたのです。

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逃してしまったチャンスを悔やんでも仕方ありません。

過去の失敗や、怠惰のゆえに失ったものにあれこれ思いを馳せても、時間の無駄遣いです。

「あなたは、出て行って神の国を告げひろめなさい」
(ルカ9:60)

この新しい領域に踏み出すことが、キリストの弟子となるための第一歩です。

この御言葉を自分自身に語られたものとして、今日の新しい生活をスタートさせていきましょう。

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