今日のみ言葉【No.2988】(2023年 1月16日)「生活の処方箋(14)『練られた品性』」

そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
(ローマ5:3-4 新改訳)

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紳士がタクシーに乗りました。

幹線道路に出ようとした時、突然、停車していた車が発進し、ぶつかりそうになりました。

急発進した車の運転手はクラクションを鳴らし続け、

「何やってるんだ!」

と叫びます。

しかし、タクシーの運転手は笑顔で手を振り進んで行きました。

紳士は、

「相手が悪いのに、どうしてそんなふうにできるのですか?」

と聞きました。

するとタクシー運転手は、

「私は『ゴミ収集車の法則』を学びました。多くの人は大型ゴミ収集車のようで不満や怒り、失望でいっぱいで、それを撒き散らすのです。でも撒き散らかされても、それを受け取る必要はないのです」

他人の感情に左右される必要はありません。

それにどう反応するかを選択するのです。

感情は、状況に振り回されるか、人格・品性に支配されるかのどちらかです。

そして、困難や否定的な状況に直面した時、感情に逆らって正しい行動をとっていく時にのみ人格・品性が育ちます。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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問題や試練に遭うと、そのこと自体が不幸だと感じる人がいます。

その一方で、同じ問題や試練に出遭っても、改善や努力の余地があると考える人もいます。

その差は、自分が神に愛されていると感じる度合いによります。

神は愛であり、その神が特別に私を選び、愛して下さっていると信じる人は、自分を粗末に扱うことをやめ、大切にします。

そして、与えられた人生を最高に生きようとします。

そのように生きると、患難に出遭っても逃げだそうとはせず、むしろそこに意味を見出そうとし、とどまります。

つらい中にあっても愛の神と共に歩もうとして試練を耐え忍んでいくと、忍耐が養われ、それが練られた品性となって表に現れてきます。

やがてそれは希望につながり、神の愛をさらに確信させるのです。

「そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」
(ローマ5:5)

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神の愛を信じ続ける今日として参りましょう。

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