今日のみ言葉【No.2974】(2022年12月28日)「イサク奉献(9)」

これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った、「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました。
(創世記22:20)

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「一難去ってまた一難です」

と、青息吐息の人のお話を十分聞かせてもらった後、その人に、

「一つずつ順番に試練が来ているから、今あなたは何とかこうしていられるのではないですか?」

と質問することがあります。

たとえば、健康上の不安がある時に仕事の忙しさが加わり、さらにそこに人間関係のトラブルが来て、一難どころか三難状態にまで重なれば、人は簡単にパンクしてしまうものです。

一つの試練を乗り越えれば、次のもう一つの試練が見えてくるのが標準なのだと達観することがストレスを上手に扱うコツです。

しかし、神はさらにその上のストレスマネジメントの手段を用意しておられます。

それは「希望」だとわかるのが今日の聖書箇所です。

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「これらの事の後」
(創世記22:20)

とは、アブラハムがイサクを捧げものとして殺そうとした時、天から御使の声がして止められ、代わりの雄羊が示され、イサクの命が助かった後ということです。

一難が去り、イサクは生き続け、子孫が増える約束が果たされることが確定しました。

するとセオリー通り、次の試練が見えてきます。

イサクと結婚して子を産む嫁選びです。

イサクの兄イシマエルは、すでにエジプト人の妻を迎えていました。

当然、彼女はエジプトの神への信仰を持っています。

また、イサクがこのまま成長すれば、身近に接するのはカナンの地の住民の娘です。

「真の神への信仰が続くだろうか」

このような心配がアブラハムとサラを襲ったことは間違いありません。

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そのような中、ある人がアブラハムのところにやって来て、

「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました」
(創世記22:20)

と、親族の近況が知らせられたのです。

ここに、

「ベトエルの子はリベカ」
(創世記22:23)

と、イサクの将来のお嫁さんになる人の名前が載っています。

この段階ではまだそのことは明かされていませんが、神はまだ問題が発生する以前から、その解決を用意されておられるということがこの箇所からわかります。

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アブラハムがこの祝福を得るのは、彼が忠実に神に仕えたからです。

イサクを捧げよという神の命令に忠実に従ったがゆえに、神の祝福の約束は揺るがないことを彼は体験しました。

同じように、一つ一つのことに忠実に神に従っていく時、新たな試練を目前に見て身震いする瞬間を体験しますが、さらにその先に神の祝福が用意されているのを見て、新たなる力を得るのです。

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一難去ってまた一難が世の常であることを受け入れ、しかし、神を信じる者には、問題が発生する以前から神の解決が用意されているという希望が与えられていることを覚えましょう。

小さなことに忠実な歩みをなし、祝福の扉を開ける今日として参りましょう。

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Posted by maruyama