今日のみ言葉【No.1453】(2017年 1月19日) 058 「復活したイエスに出会った女たち」(3)

すると、イエスは彼らに出会って、「平安あれ」と言われたので、彼らは近寄りイエスのみ足をいだいて拝した。
(マタイ28:9)

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東日本大震災の直後の混乱時、電話は通じなくても、ツイッターやメールは届いたという話を聞きます。

インターネットには有益な情報もありますが、有害な情報も撒き散らされています。

いわゆるデマです。

「有害物質を含んだ雨が降る」

「次は○○地方が危ない」

何を信じていいのか?

結局、信頼できる人からのものだけが確かだ、という極めてアナログ的・現実的な結論に落ち着きます。

御使いに会った女たちは、イエス様の預言を思い出し、それを確かなものと信じて行動に移しました。

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素直に信じる時に、もしかしてそれは誤った情報を選択しているのではないかという可能性が伴います。

つまり、だまされているのではないか、ということです。

そこを乗り越えさせ、エイッ!と行動に移させるのは、その言葉を言った人との今までの付き合いの歴史です。

「あの人は嘘をつくような人ではない」

その信頼感が土台となって、言われた通りに行うという行動を起こせるのです。

後はやってみた人だけが分かる世界です。

女たちには、その決断が正しかったのだ、という証明がすぐ与えられました。

弟子たちに知らせに行く途中、彼女らの前に復活のイエス様ご自身が現れてくださったのです。

「すると、イエスは彼らに出会って、『平安あれ』と言われた」
(マタイ28:9)

女たちがしたことは、もはや恐れることではなく、

「近寄りイエスのみ足をいだいて拝した」
(マタイ28:9)

ということでした。

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彼女らとは対照的に、弟子たちは復活の事実を疑いました。

「ところが、使徒たちには、それが愚かな話のように思われて、それを信じなかった。」
(ルカ24:11)

その分、イエス様との出会いには時間がかかったようです。

神が示した道を歩めば、待っておられる神にすぐ出会うことができます。

しかしその道を疑い、自分が正しいと思う道を進んでいけば、方向が違うのですから、その先に神との出会いがあるかは疑問です。

聖書を読むと、最短ルートをたどった女たちとは違う道を行った弟子たちにも、イエス様はわざわざ出向いて会って下さったことが記されています。

「この日、ふたりの弟子が、エルサレムから七マイルばかり離れたエマオという村へ行きながら、このいっさいの出来事について互に語り合っていた。語り合い論じ合っていると、イエスご自身が近づいてきて、彼らと一緒に歩いて行かれた。」
(ルカ24:13-15)

イエス様は迷い出た羊をも探し求めて、出会って下さる御方なのです。

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T子さんはご主人の救いのために熱心に祈っていました。

何十年も祈り続けましたが、当のご主人は、

「俺はお前と同じ道を行くから大丈夫だ。安心しろ。ただし、洗礼は死ぬ1週間前に受ける」

と言って、上手に夫婦関係を保っておられます。

ところが、彼は急に神様に示され、洗礼を受けてクリスチャンになられました。

さて大変です。1週間後に彼は死んでしまったのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

しかし、ご主人の洗礼式の1週間後、体の異常が発見され、医師から「念のため手術の可能性もあります」と言われたのは奥様の方でした。

「人生とは得てしてこういうものです」

そう語るご主人の顔には、不安の影は微塵も見えません。

二人して共に祈り合う、新しい夫婦関係がそこに見えました。

そしてもうひとつ。

目には見えませんが、二人の間にイエス様が手をつないで結びつけておられる姿も…。

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復活して生きておられるイエス様に出会うことは、人生に希望を与えます。

今日もその一日を全力で生きて参りましょう。

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