今日のみ言葉(2011年7月8日)【No.110】
「わたしは常に主をわたしの前に置く。主がわたしの右にいますゆえ、わたしは動かされ
ることはない。」
(詩篇16:8)
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「どうしよう?」「どうしたらいいんだろう?」と困っている人向けの聖句がこれです。
主をわたしの前に置いていない、のです。
つまり、
「【私は】どうしたらいいんだろう?」と、主語が私になっています。
今日の聖句の通りに「主をわたしの前に置く」とは、
「【神様は】どうなさるのだろう?」
と考え、状況を見ていくことです。
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神の存在がない人生は、自分が頼りです。健康でどこも痛みが無く、仕事ができれば何も
問題を意識しません。
しかし、病院通いをせねばならなくなったり、車の運転ができなくなる等の問題が生じる
と、頼りにしていた自分という土台が傾き崩れ出すので、動揺します。
そして、
「【私は】どうしよう?」
「【私は】どうしたらいいんだろう?」
と、自分に解決を求めますが、既にグラグラしている自分なのですから、そこに確かな答
えや安定を求めるのは至難の業です。
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聖書は、自分より前に神を置きなさい、と勧めています。
私がどうこうするよりも先に、神はこのことをどうされるのだろうか、と神の存在を計算
に入れて人生を考え直してみることです。
それはちょうど銀行の預金通帳のようなものです。
自分の預金通帳を見ると、どう見ても赤字。今月は予想外の子供の怪我で医療費が大幅に
出たし、この先も出費が続きそう…。自分の口座をにらめっこしても何も出てきません。
ところがそこにもう1通の預金通帳がありました。額は十分!あらら、でも口座名義人は
神様。そして次のようなメモ入り。
「自分の口座から出す前に、まずこちらをお使い下さい」
しかし、他人様の通帳ですから自分勝手に使うことはできません。使っていいとは言われ
ていても、必ず連絡し、OKという了承をいただかなければなりません。
時にはNOと言われる時もあるでしょうが、人様の口座ですからそれも当然です。その時
は自分の通帳から出すことが適当なのだとということです。
これが祈りであり、主をわたしの前に置くことです。
自分の口座だけで人生をまかなおうとしないことです。神の口座があることを知って、人
生の計算をやり直す。それが動かされることのない人生の始まりとなります。
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自分の思いより先に神の思いを置いていきましょう。
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