今日のみ言葉【No.2899】(2022年 9月13日)「十二使徒の派遣(4)」

だれもあなたがたを迎えるものがいなかったら、その町を出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足からちりを払い落しなさい」。
(ルカ9:5)

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ある方に礼拝のお祈りをお願いしたところ、

「先生、私の祈りはたどたどしくて、皆さんから『どうもあの人、普段祈ってないようだなあ』と思われてしまいます」

と断わられそうになりました。

そこで私は

「では、普段祈っていないのがバレる直前まででいいので、短く祈っていただけますか?」

とお頼みしたら、その方はニコっと笑って承諾してくださいました。

もちろん、礼拝での祈りは申し分のないものでした。

イエス様は弟子たちにやるべき限度というものを定めてくださり、彼らを守られました。

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弟子たちが遣わされたのは、

「神の国を宣べ伝え、かつ病気をなおすため」
(ルカ9:2)

です。

確かに結果として

「弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした」
(ルカ9:6)

となり、おとぎ話の結末のように「めでたしめでたし」として締めくくれたように思えます。

しかし、イエス様は弟子たちを遣わす前にこのようなことも言われていました。

「だれもあなたがたを迎えるものがいなかったら、その町を出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足からちりを払い落しなさい」
(ルカ9:5)

つまり、

「神の国を宣べ伝え、かつ病気をなおすため」
(ルカ9:2)

に行ったとしても、すべての人があなたを受け入れてくれるわけではなく、中にはあなたを無視したり、反対する人もいるということです。

そのような場合にどうしたら良いかという指示が今日の聖句です。

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「だれもあなたがたを迎えるものがいなかったら…」

の次に続く言葉は、

「とにかく誰かを見つけて、わかってもらうまで説得せよ」

ではありません。

イエス様は弟子たちに、

「ナザレのイエスという人物こそ約束の救い主だと人々に信じ込ませよ」

と命じられたのではありませんでした。

弟子たちがすべきことは、神の国を宣べ伝えることです。

そして、与えられた権威によって病を癒すことです。

つまり、彼らがすることには限度があり、

「御言葉を宣べ伝え、病の癒やしを宣言することまで」

だということです。

たとえ誰も癒やされず、誰も話を聞かない土地があった場合でも、それは弟子たちの努力不足とか、祈りが足りなかったとかということではありません。

彼らは御言葉を語り、病の人の癒やしを宣言することのみが求められていただけで、それ以上のことは求められていません。

癒やしが起きたり、人が信じるかどうかまでは彼らの責任ではないとイエス様は明確におっしゃっているのです。

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それが、

「その町を出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足からちりを払い落しなさい」
(ルカ9:5)

という部分に現れています。

これは、不信仰な人たちが集まる場所から立ち去る時の儀式です。

このセレモニーが意味することは、

(1)弟子たちを拒否するとはキリストの権威を拒否すること。

(2)それはキリストを拒絶することと等しい。

(3)よって、キリストもまた彼らを拒絶する。

です。

つまり、

「拒否の選択をしたあなた方の将来に関して、私たちに責任はありません」

ということを示しているのです。

イエス様はこのようにして弟子たちを守り、彼らを愛されたのです。

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イエス様は重荷を取り除き、軽い荷を与えるお方です。

この御方の守りの中で、安心して御言葉を語る一日を送って参りましょう。

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