今日のみ言葉【No.2889】(2022年 9月 1日)「サライとハガル(6)」
主の使はまた彼女に言った、「わたしは大いにあなたの子孫を増して、数えきれないほどに多くしましょう」。
(創世記16:10)
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受け入れきれない現実を前にした人に、当事者でない他人が「その心を変えよ」というのは簡単です。
しかし、立場を変えて、それを自分の身に置き換えるなら、到底受け入れることのできないことであり、自分の心など変えようがありません。
しかし、それが変わるというのです。
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主の使のメッセージは、
「わたしは大いにあなたの子孫を増して、数えきれないほどに多くしましょう」。
(創世記16:10)
というものでした。
行き先の見えないハガルに、行き先としての確かな未来を見せたのです。
しかも前方に見えるものは、子孫が数え切れないほどになるという祝福です。
それまでのハガルにとって、サライのもとに帰った先の未来は、自分がいじめられることでしかありませんでした。
しかし、主人アブラムが信じる神と共に生きる人生には、祝福が待っているのだと見えたのです。
今まで自分を悩ませていた受け入れられない現実とは、自分の想像上の産物にしか過ぎませんでした。
新たに神を信ずる者の現実は、今までのものとは変えられ、次々に祝福が与えられる人生であることをハガルは知ったのです。
その後、ハガルは何事もなかったかのようにしてアブラムとサライに受け入れられ、イシマエルを産みます。
アブラムとサライが、かつてはトラブルの種だったハガルを受け入れたのは、彼女が完全に変えられたことが明らかだったからです。
間違いなく、ハガルは神と出会い、神を信じる者へと変えられたのです。
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ハガルに起きたことは、
「祝福の未来が確かにあることを信じる者は、今の苦難の現実を受け入れて進んで行くことができる」
ということでした。
これは誰にでも共通に適用される聖書的原則です。
アブラハムがそうでした。
神は彼に
「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい」
(創世記15:5)
と言われ、
「あなたの子孫はあのようになるでしょう」
(創世記15:5)
と、祝福の未来を見せました。
その燃えるような夢が人生を前に進ませるエネルギー源となり、アブラハムは信仰の生涯を全うしました。
イエス様も同じです。
ヘブル人への手紙の著者は、イエス様が十字架の苦しみを耐えることができた理由を、
「彼は、自分の前におかれている喜びのゆえに、恥をもいとわないで十字架を忍び、神の御座の右に座するに至ったのである」
(ヘブル12:2)
と書いています。
「神の御座の右に座す」とは、すべての権威が与えられるということです。
現在の試練を乗り越えるには、先のものを見ることだと聖書は教えているのです。
これは、
「まだ約束のものは受けていなかったが、はるかにそれを望み見て喜び」
(ヘブル11:13)
という信仰の生き方です。
ここに障害物を乗り越えてあなたを前に進ませる人生勝利の秘訣があるのです。
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神との出会いを経て、人は未来を信じる者へと変えられます。
先にある祝福を見つめ、今日の課題に取り組む一日として参りましょう。
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