今日のみ言葉【No.2569】(2021年 6月23日)「引きあげる神(3)」
あなたはわたしを多くの重い悩みにあわされましたが、再びわたしを生かし、地の深い所から引きあげられるでしょう。
(詩篇71:20)
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詩篇第71篇の3つのポイント
(1)神は悩みを与える
(2)神は再び生かす
(3)人は神によって引き上げられる
の今日は最後です。
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(3)「地の深い所から引きあげられるでしょう」
「地の深い所」とは陰府(よみ)、つまり死の世界ということです。
そこには人間の可能性はありません。
しかし、生も死も支配される神は、深くて人間が這い上がれないところからでも、引き上げてくださるというのです。
私たちは現実の延長としてしか未来を見ることができませんから、今良いしるしがなければ将来に希望を持つことができません。
しかし、地の深い所から引きあげられる神は、良い兆候が全く無く、絶望しか見えない時でも、信じる者に希望を持たせることができるお方なのです。
理論的、常識的に希望を持つことなどできない状況でも、神と共に生きる人は、無から希望を掲げる人生を生き、そのとおりの現実をつかむのです。
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愛する人を失ったご家族のケアをさせていただいてきた経験から、牧師として思うことがあります。
それは、身近な人が死に、その存在が日常から無くなるということは、家族にとって心に大きな穴がポッカリ空いたようなものだということです。
ですから、亡くなられた後の1年間、私はそのご家族に対して非常に気を使います。
たとえて言うなら、シーソーに乗ってバランスが保たれていた状態が崩れてしまったようなものだからです。
わかっていたとは言え、突然向こう側に乗っていた相手がいなくなったので、乗っているシーソーが激しく上下し、思った以上にショックを受けています。
自分でも意識しない心の痛手というものはあるのです。
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そこから早く回復するご家族もおられます。
それは、人目もはばからず号泣し、悲嘆に暮れる方々です。
駆けつけた親戚・友人から
「もう亡くなったのだから仕方がないのだ」
「天国に行ったのだから、もう苦しみは無いのよ」
と慰められ、諭されても大声で泣き続ける方々です。
腹の底から絶望を味わう時間。
神が定めたその時間を経て、人は回復に向かうように思われます。
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神は悩みを与え、しかし再び生かし、神の力によって引き上げて下さいます。
人間の頭では理解し難いところをしばしば通らされますが、必ずその先に引き上げて下さる神がおられることを信じ、今日の試練を乗り越える力をいただいて参りましょう。
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