今日のみ言葉【No.437】(2012年10月30日)

それだから、あなたがたは、力の限りをつくして、あなたがたの信仰に徳を加え、徳に知識を、
(第2ペテロ1:5)

——————

今日の聖句では、

「信仰に徳を加え、徳に知識を…」

と、良きものをどんどん加えることを勧めています。

この「加える」という言葉を調べると、音楽のコーラス活動にたどり着きます。

当時のギリシャ社会では、

「コーラスを結成する人は、惜しみなく金をつぎ込み、りっぱな人を雇ってきた。」(『新約聖書 一日一章』より)

つまり、信仰生活に必要なことや役に立つことは、貪欲になるほどに求め、取り入れていきなさい、ということです。

思い切って、自分の中に良きものを迎え入れるということです。

-*-*-*-*-*-*-

ところで、良い材料を集めれば必ず良い作品が出来る、とは限りません。

かつて、プロ野球チームの巨人は、他球団の四番クラスの強打者を集め、最強打線を誇り、これで優勝間違いなしと言われました。

しかし結果はそううまくは運びませんでした。

走攻守、バランスのとれたチームを率いた監督のチームがリーグ優勝を果たしたのです。

神様にあなたという野球チームの監督になって下さい、とお願いすると、風雨にさらされた面も、素直な面も共に生かして用いて下さいます。

-*-*-*-*-*-*-

法隆寺・薬師寺の宮大工棟梁(とうりょう)西岡常一氏は、

「堂塔建立の用材は木を買わず山を買え」

と伝えています。

木の癖は育った環境によって決まります。

例えば、風に枝をねじられた木には、何とか元に戻ろうとする性質が生まれ、それが木の癖というものになります。

それを見極め、それぞれの癖、個性を生かしてこそ風雪に耐える立派な堂塔が建つというのです。

実際に、建物の南側の材料は南側で育った木を使い、北側の材料は北側の木を用い…、というように組み合わせて全体を建てあげていきます。

こうやって建てられた建築物は、何百年を経ても、美しさと品格が漂います。

あなたという神の作品は、人前に出せる立派な材料のみを集めて作られるのではありません。

人には言えない苦労も、神はそこから「忍耐」という材料を取り出し、あなたという作品に加えて下さいます。

神様は私たちの人生の全てを使って、私たちを神の作品へと組み上げて下さるのです。

-*-*-*-*-*-*-

神の与えて下さるものを感謝して受け、今日一日を歩んで参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-

●み言葉メールを申し込みたい方や配信停止を希望される方へ。

以下のアドレス宛に空メールを送信して下さい。
・申し込み reg@mikotoba.org
・配信停止 del@mikotoba.org