今日のみ言葉【No.2811】(2022年 5月16日)「創世記(22)『性関係と命』」
神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
(創世記6:2)
——————
街中をけたたましい騒音を上げ、赤信号を無視し、道路を逆方向に走る車があったら、あなたはどうしますか?
驚いたことに、日本国内ではすべての車がこの「暴走車」に道を譲り、警察も取り締まりをしません。
もうおわかりでしょう。
それは救急車です。
命にかかわることは特別であり、他の何ものにもまさって優先されるべきことだからです。
神はこの命が人間の男女の性関係を通して誕生するように定められました。
従って、これを脅かすものに対して、神は救急車のような特別な行動を取られます。
-*-*-*-*-*-*-
エデンの園から追放された人間の世界では、4章で殺人が起こり、神からの離反が始まりました。
そして、6章ではノアの洪水が起こります。
神が、ノアとその家族以外の全人類を滅ぼしてしまうほどの非常事態になったのは、今日の聖書箇所に原因があります。
創世記6章で、性関係の乱れが起こったのです。
「神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった」
(創世記6:2)
ここで言う「神の子たち」とは天使のことで、それもサタン側について天上から落とされた堕天使たちのことを意味します。
天使や御使というと、翼を持ってヒラヒラと飛ぶ可愛い赤ちゃんというイメージを私たちは持っていますが、聖書では一貫して若い男性の姿で現れます。
たとえば、イエス様が昇天された時、弟子たちのそばに立っていた天使がいます。
「イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて」
(使徒1:10)
天使が人間の女性と結婚したということは、神が定めた境界線を踏み越えたということです。
その結果、本来誕生するはずのない「ネピリム」と呼ばれる人間が生まれ、
「彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった」
(創世記6:4)
とあることから、超人的能力を持った生命体として存在したと考えられます。
-*-*-*-*-*-*-
そうすると、
「これは遺伝子操作によって超人的能力が得られるということではないか」
と科学的に聖書を読もうとする人が出てくるかもしれません。
聖書には自然科学と合致する部分もありますが、もともと聖書は科学の書ではなく、信仰の書です。
聖書は、人間が神と出会えるために書かれてあるので、その編集目的以外の意図で聖書を読もうとすると、誤りに陥ります。
ですから、
「聖書が伝えようとする中心的メッセージは何か」
と考えながら読むのが聖書の正しい読み方となります。
ここでのメッセージは、
・罪が入った世界では、性関係の乱れが生じる。
・神は人間の命を生み出す性関係が破壊されることを許さない。
ということです。
性関係の乱れに対して、神は厳しい裁きをもって臨まれます。
その裁きは、救急車が違法な走りをしているように見えるのと同じく、神が暴走しているように見えるかもしれません。
しかし、それは大切な命が守られるためなのです。
神の裁きは、次のノアの大洪水となって現されます。
-*-*-*-*-*-*-
命を大切にされる神の御心を思う今日として参りましょう。
-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-
□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w
■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
→ reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
★御言葉メールを停止したい方は
→ del@mikotoba.org
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません