今日のみ言葉【No.2810】(2022年 5月14日)「創世記（21）」

アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた。
（創世記5:3）

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大阪大学医学部で30年以上薄毛の研究をされた板見智教授の話によると、「ハゲる人はハゲる」のだそうです。

先生曰く、毛穴の汚れを取っても、海藻を食べても、頭皮のマッサージに励んでも、科学的な効果はないそうです。

そのようなDNAを受け継いだのだと自分を受け入れ、余計な出費や努力を抑えて生きるのが正解のようです。

アダムの子セツはアダムの罪の性質を受け継いで生まれました。

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創世記5章にはアダムの系図が書かれてあり、

「アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた」
（創世記5:3）

と記されてあります。

「自分のかたちのような男の子」とは、お父さんのアダム似の子が生まれたということではありません。

アダム自身は

「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」
（創世記1:27）

とあるように、「神のかたち」に創造されました。

セツにもその「神のかたち」は受け継がれていますが、同時に、罪の性質を持った「アダムのかたち」も受け継いだのです。

「アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた」
（創世記5:3）

とは、実はそのようなことを意味しています。

以来、人間には「神のかたち」たる素晴らしい面もありますが、罪の性質も綿々と受け継いで生まれるようになったのです。

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人類の歴史はこれで望みがなくなったのではありません。

最初に神が意図した素晴らしい状態からは遥かに落ちたレベルに人間はいますが、元のエデンの園のレベルまで回復されます。

それには段階があり、まずセツの家系から生まれる救い主イエス・キリストの到来まで待たなければなりません。

それまでは、現状を受け入れ、「神のかたち」だけでなく「アダムのかたち」を持った自分として、そして自分と同じく罪の性質を持った人たちと共に生きる現実を受け入れながら過ごすのです。

これが旧約の歴史です。

そして、イエス・キリストが誕生し、その十字架と復活によって、

「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである」
（第2コリント5:17）

という世界が到来しました。

ただし、一挙にエデンの園レベルの「神のかたち」のみの人間に造り変えられるのかというと、そうではありません。

ここにも神が定める秩序というものがあり、順番があります。

キリストを信じた後は、その人の内側に聖霊が宿られ、人生の最後まで「聖化」するという作業を聖霊は続けられます。

つまり、キリストを信じてクリスチャンになっても、瞬間的に「聖人」になるわけではなく、徐々に変えられていくということです。

そして、地上の生涯を終え、天国に帰った時に「栄化」と言って、完全な姿に変えられます。

人類だけでなく自然界も「すべてが新しくなった」と言えるようになるまでは、まだ千年王国や新天新地まで待たなければなりませんが、神のご計画は着実に進んでいるのです。

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アダムのかたちがある自分を受け入れ、聖霊の導きを求めて生きる一日を積み重ねて参りましょう。

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