今日のみ言葉【No.2790】(2022年 4月16日)「創世記(7)」

主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。
(創世記2:16-17)

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コロナ禍の中で、日本は諸外国のような罰則を伴う強制的な外出禁止等の措置を行いませんでした。

まず、日本国憲法で「移動の自由」が認められているからです。

また、法律上、「緊急事態宣言」は発出できても、国民の行動を制限する「非常事態宣言」はできません。

従って、政府からは「お願い」という形で出され、国民は「自粛」という形で応ずるわけです。

つまり、私たちは自分の意志で自分の自由に制限を加えてコロナ禍を生きてきたことになります。

聖書は、人間には制限された範囲内で自由が与えられたと主張しています。

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神は人間に自由を与えられたことが創世記に書かれています。

「主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい」
(創世記2:16)

何を食べても自由だったのです。

これは、人間は基本的に自由を用いて生きるように造られていることを表します。

ところが、その自由は無制限の自由ではなく、制約があったことが次に記されています。

「しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない」
(創世記2:17)

エデンの園に数多くある木の実のどれを食べてもよいのですが、ただひとつ、善悪を知る木の実だけは食べてはいけないと神は命ぜられました。

これは、人間は制限された範囲内でのみ自由なのであり、何でも自分の好き勝手に行動してよいのではないことを表します。

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この「限定された範囲内でのみ自由」なのだというメッセージを聞いた瞬間、あなたはどう思われ、心の中にどのような反応が起きたでしょうか?

「えーっ!」と抵抗を感じた人もおられるでしょうし、また逆に、私たちの命を危険から守る神の愛だからと喜んで受け入れる人もいらっしゃるでしょう。

どう感じるかは全くの自由なのです。

ところで、その限定は破ることができる、と、あらかじめ神は言っておられます。

「それを取って食べると、きっと死ぬであろう」
(創世記2:17)

人間は神が許された自由の領域外でも生きることができるのです。

しかし、その行動は「自由」とは反対の「束縛」を招き、さらに、最も大きい束縛である「死」につながると神は警告されました。

神の命令を守るも自由、守らないも自由。

人間にはこのような自由が与えられています。

最初の人間はどのようにこの選択の自由を行使したのでしょうか?

以下、次回に続きます。

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神から与えられた自由を、神の御心と合致する方向で使えるように、心配りをする今日として参りましょう。

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Posted by maruyama