今日のみ言葉【No.2161】(2019年12月 5日)「キリスト教イロハ(35)『神の言』」

2019年12月5日

そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。
(ヨハネ1:14)

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伝言ゲームというものがあります。

最初の人が伝えたはずのメッセージが、人から人へと次々と伝えていくうちに、最後にはオリジナルとは似ても似つかぬものとなる面白さがあります。

人間は不完全であり、聞き落としや聞き間違い、そしてその人なりの解釈が加えられるからです。

いっそのこと最初の人が最後の人に現れて、「こうなんだよ」と言ってくれればよいのです。

神が人間の姿をとって現れたとはそういうことなのです。

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神の意志を伝達するものが神の言(ことば)です。

今日の聖句は、その目に見えない神の意志が人間の姿をとって現れたのだと説いています。

「そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った」
(ヨハネ1:14)

イエス・キリストは全人格を通して神を啓示したということです。

ですから、イエス・キリストそのものが神の言であり、イエスという歴史的に存在した一人の人間の記録である聖書を読む時、神の御心がわかるのです。

また、イエス・キリスト御自身が

「あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである」
(ヨハネ5:39)

と語っています。

神の言であるイエスのことを記しているので、聖書は神の言と言えるのです。

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少し難しくなったので簡単に説明しましょう。

昔、松下電器(現パナソニック)と言えば、創業者の松下幸之助さんの顔が浮かびました。

ですから

「あの松下さんがやっている会社か」

と、その家電製品のコンセプトが手に取るようにわかったものです。

今ならソフトバンクの孫正義氏を思い浮かべれば、その会社のイメージや方向性がすぐつかめます。

神様という抽象的概念を具体的に「これだ!」と示してくれたのがイエス・キリストなのです。

私たち人間は、神の言が肉体という形をとられたイエス・キリストを通して神を直接知り、また、イエス・キリストの言葉と行いを記した聖書を通して神を知るのです。

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神の言に触れる今日として参りましょう。

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