今日のみ言葉【No.2746】(2022年 2月15日)「イエスは約束のメシアか(5)」
わたしにつまずかない者は、さいわいである
(ルカ7:23)
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カウンセリングの基本は共感です。
クライエントが山に登ればカウンセラーも山に登り、谷に下れば一緒に谷に下ります。
どこまでも寄り添うのです。
すると、相手の視線の高さと見ている方向がカウンセラーのそれと一致する時がやって来ます。
そこでカウンセラーが
「こういうふうになっているんですね」
と、見える景色を語ると、
「そうなんです。わかってもらえましたか」
という喜びの声がクライエントから返ってきます。
ここにおいて信頼関係(リレーション)という心のパイプが敷かれ、このパイプを通してこちら側からもあちら側からもメッセージのやりとりが始まります。
「なんだ、そうだったのか。そういうことか」
と相手の言葉が理解でき、全体像が見えてくるのはそこからです。
人は誰でも自分なりの論理回路を持っており、その道筋を通してでなければ頭の中に入りません。
しかし、一旦その人の考え方や感じ方の道筋がわかれば、パイプに命の水が流れる如く、神の真理が心の中に入ってくるのです。
イエス様はバプテスマのヨハネが常々何を見ているかをご存知で、彼の心に命を流れさせました。
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バプテスマのヨハネの父親は祭司ザカリヤです。
祭司は世襲制ですから、彼は幼い頃より聖書を読み、御言葉を教えられ、次世代の祭司職を継ぐべく訓練を受けていたはずです。
つまり、彼が一番理解しやすい論理回路は聖書の御言葉です。
そこでイエス様は、彼の迷いを解くために御言葉を出して答えられたのです。
ヨハネにとって、メシア預言の数々は目の前に見える現実より優るものでした。
彼は信仰によって納得したのです。
「この方こそ旧約聖書でイザヤによって預言されていた救い主メシアである」
この確信が彼の心に平安をもたらしました。
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イエス様は
「わたしにつまずかない者は、さいわいである」
(ルカ7:23)
とおっしゃいました。
バプテスマのヨハネですらつまずくのですから、もし私たちがこの世の繁栄だけを夢見て、その願望をかなえてくれる救い主としてイエス様を見ていたのなら、教会生活のどこかでつまずくのは確実です。
この世的なメシア観を持っていたら、イエス様の言葉や行為につまずくのです。
ですから、「どうもおかしい」と思ったら、信仰のやり直しです。
その時イエス様は、
「自分で判断しなさい」
と私たちに、最も理解しやすい方法で御自身を示してくださるのです。
つまずいたら、どこでつまずいたか思い返し、そこで神の視線を探し出し、その方向に自分の目を合わせましょう。
命の水が心に流れ込むのはその時から始まるのです。
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常に寄り添って下さる神と共に今日も歩む日となりますように…。
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