今日のみ言葉【No.2813】(2022年 5月18日)「創世記(23)『ノアの箱舟(1)』」
しかし、ノアは主の前に恵みを得た。
(創世記6:8)
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私が神を信じ、洗礼を受けた後、
「さて、友だちに伝道しなければならないなあ。どうしたらいいんだろう?」
と考えた時、
「結末に虹が出て美しい話だし、縁起がよい」
と、この世的に考え、ノアの箱舟の話を選んだことを思い起こします。
まだ聖書理解が十分でなく、しかも片足は教会に入れてはいましたが、もう1本の足はこの世に突っ込んでいたせいもあり、伝道して人間関係が壊れるのを恐れ、受けの良いギリギリのところで、神様にもこの世の人にも嫌われないような線を歩いていました。
罪赦されただけの罪人の私が、その時も、そして、今もクリスチャンとしてやっていられるのは、まさに神の恵みでしかありません。
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ノアの場合はどうだったのでしょう?
神はノアに箱舟を作らせようとなさったのですから、彼は聖なる完璧な人だったでしょうか?
ところが、
「主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた」
(創世記6:5)
とありますから、ノアも罪ある人間の子孫であることに変わりはありません。
しかし、
「ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ」
(創世記6:9)
とも書いてあります。
これに新約聖書の光を当ててみると、
「信仰によって、ノアはまだ見ていない事がらについて御告げを受け、恐れかしこみつつ、その家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世の罪をさばき、そして、信仰による義を受け継ぐ者となった」
(ヘブル11:7)
とあります。
つまり、彼はすべてを完璧に行ったから認められたのではなく、神を信頼して従う信仰のゆえに、義なる者、すなわち、神の目の前に正しい者と認められ、それによって神の厳しい裁きから救われたのです。
これが
「しかし、ノアは主の前に恵みを得た」
(創世記6:8)
ということです。
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私たちも同じです。
自分の過去を振り返れば、正解を出したつもりで見当違いのことばかり。
仕事においても、家庭においても、とても人様に誇れるような業績を上げてきたとは言い難い人生です。
しかし、神はこの自分を選ばれたのです。
これが
「しかし、ノアは主の前に恵みを得た」
(創世記6:8)
と同じ恵みです。
そして、善行や業績の積み上げによってではなく、途方もなく救い難いこの私を救う御力がこの方にはあるとイエス・キリストを信じたがゆえに、その信仰によって救われるのです。
恵みファースト。
恵み先行。
恵みによってノアの人生がスタートしたように、私たちの人生も恵みによって始められるのです。
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神の恵みを待つ今日として参りましょう。
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