今日のみ言葉【No.2538】(2021年 5月18日)「天国までのルート」

さて、民衆がみなバプテスマを受けたとき、イエスもバプテスマを受けて祈っておられると、天が開けて、聖霊がはとのような姿をとってイエスの上に下り、そして天から声がした、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。
(ルカ3:21-22)

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クリスチャンはしばしば、

「ああ、天から神の声がドカン!と聞こえてこないかなあ。そうすれば、これが御心だとはっきりわかって楽なのに…」

と思うことがあります。

イエス様なら毎日天から神の声を聞いていたと思われるかもしれませんが、意外にも聖書に書いてあるのは僅か3箇所です。

ヨハネからバプテスマを受けた時、変貌山で、そしてエルサレム入城後に異邦人であるギリシャ人から礼拝を求められた時のたった3回です。

それ以外は、聖書の御言葉を通し、祈りを通し、そして状況の確認を通して神の御心を悟り、それに従ってご自分の行動を決められたのです。

今日はその貴重な箇所です。

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イエス様は

「すべての正しいことを成就する」
(マタイ 3:15)

ためにヨハネからバプテスマを受けました。

救い主メシアは罪人の罪を贖うために来たので、罪人と一体化するという意味での洗礼です。

「神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである」
(第2コリント5:21)

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すると天から声が聞こえてきました。

「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」
(ルカ3:22)

異邦人である私たちにはユダヤ文化の背景がありません。

つまり、旧約聖書の知識がないので、これを読んでも

「ああ、やっぱり父なる神様は子なるキリストを愛しておられるのだなあ」

というくらいの理解しかできません。

実はこれには次の2つの意味が込められています。

(1)「あなたはわたしの愛する子」

詩篇第2篇7節からの引用で、王の戴冠式の言葉です。

つまり、神が油注がれた王であるイエスのメシア性を表します。

(2)「わたしの心にかなう者である」

イザヤ書第42章1節からの引用で、主のしもべを表す言葉です。

つまり、メシアの苦難と十字架の運命を表します。

ここにおいてイエス様ははっきりとご自分が救い主メシアであること、そして、神に従順に従うしもべとして十字架の苦難を味わうことを悟られたのです。

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イエス様ははっきりとご自分が誰であるか、そしてこの地上生涯を何のために生きるのかという使命を確定させました。

それゆえに、十字架の道を揺らぐことなく歩むことができたのです。

クリスチャンであるあなたは、自分がどのような立場の人間であり、どう生きるのか明確に認識しておられますか?

それは今日の聖句から学ぶことができます。

「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」
(ルカ3:22)

まずあなたは、神から無条件に愛されている神の子です。

ただし、これだけですと、わがままで何でも好きなことをやっていいというふうになりかねません。

ですから、次の、神の御心に従って歩むしもべの生き方が推奨されるのです。

ただし、これも度が過ぎれば窮屈な人生になります。

この2つを両立させるバランスの取れた人生が望ましいことは言うまでもありません。

神様が示して下さった地上生涯の歩き方、天国までのルートを共に歩もうではありませんか。

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神から愛されているしもべとして、今日の一日を生きて参りましょう。

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