今日のみ言葉【No.2695】(2021年12月 4日)「最良の実」
あなたがたがみな、心のうちにまた、肝に銘じて知っているように、あなたがたの神、主が、あなたがたについて約束されたもろもろの良いことで、一つも欠けたものはなかった。みなあなたがたに臨んで、一つも欠けたものはなかった。
(ヨシュア23:14)
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二人の靴のセールスマンが、未開の地に調査に行って帰ってきました。
A君は
「社長、ダメです。あそこでは誰も靴を履いていません。」
と否定的報告をしましたが、B君は
「社長、最高のマーケットです。まだ誰も靴を履いていません!」
と肯定的報告をしました。
同じ状況の中に、希望も絶望も読み取れるとはどういうことでしょうか?
それは二人の心構えの問題です。
人は最初から読み取ろうとするものを決めているのです。
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ヨシュアの時代も同じで、彼らの行く先には問題も祝福も同時に存在していました。
しかし、ヨシュアは
「あなたがたの神、主が、あなたがたについて約束されたもろもろの良いことで、一つも欠けたものはなかった」
(ヨシュア23:14)
と、問題に出くわしたことよりも約束の成就の方に目を注いでいます。
これは問題を無視してよいということではありません。
問題に紛れて隠されている「可能性」に目を留めなさいということです。
なぜなら、どんな人にも、提案にも、計画にも、肯定的面と否定的面があるからです。
素晴らしいアイディアは、問題の可能性の種と祝福の可能性の種を同時に包含しているものです。
その種を蒔けば、必ず問題と祝福の両方の芽が出て、成長し、実をつけます。
ですから、問題が出てくるのを恐れて種を蒔かなければ、祝福の実も収穫することはないのです。
あなたが可能性にチャレンジし、神の助けがあるという信仰で事を始めたら何も問題が起きずにスムーズに進んだ…、ということは、極めて稀にしかありません。
神を信じて始めたら、想定外の問題に出くわすことは織り込み済みで心の備えをし、起きたら起きたで対処しましょう。
神はそのことをもご存知であなたが始めることを許されたのですから…。
そして、むしろ思うべきことは、最悪の時こそ最良の実が結ばれているのだということです。
神の祝福の方を見ようと選択し、その心備えで人生を歩む時、
「社長、最高のマーケットです。まだ誰も靴を履いていません!」
というセールスマンと同じ叫びを上げることができるのです。
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私の体験を一つお話します。
人間ですからいつも体調が良いとは限りません。
ある日の説教の直前、体調の変化を感じました。
しかし、今から代わりを頼むわけにもいきません。
いつもより短い時間で終わるようにしようと思って話し始めましたが、動悸はするわ息切れはするわ、力が入らず、立っているのがやっとの状態でした。
聴衆の皆様には大変申し訳無い説教となりましたが、そういう時ほど「良かった」「恵まれた」という声を多く聞くのは不思議です。
もちろんその後医師の診察を受けて今に至っているので大丈夫です。
しかし、私はそのおかげで、こう思えるようになりました。
「あれ以上ひどい状態は来ないだろう。来ても何とかなるものだ」
「今日の説教の出来は悪かったと思う時ほど神の助けがあり、聞く人々は恵まれる」
という確信と覚悟が出来上がったのです。
私にとっては神が与えて下さった最良の実となりました。
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神が与える問題以上に、祝福に目をとめる今日として参りましょう。
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