今日のみ言葉【No.2656】(2021年10月18日)「キリスト教イロハ(188)『哀歌』」

しかし、わたしはこの事を心に思い起す。それゆえ、わたしは望みをいだく。 主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。
(哀歌3:21-23)

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あなたにとっての人生の応援ソングは何ですか?

昭和なら坂本九や美空ひばりの歌を思い出し、平成以降なら嵐やZARD、多くのアーティストの曲を挙げられるでしょう。

僭越ながら、私の場合はアース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」です。

これを聞くと一気に気分が変わります(あれ?ゴスペルソングじゃないの(^_^;))。

さて、哀歌は悲しみの歌ながら、人生の応援歌です。

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哀歌とはその文字の通り、悲しみの歌です。

南ユダ王国がバビロニアによって滅ぼされ、聖なる都エルサレムが破壊されたことに対する悲しみを歌っています。

「ああ、むかしは、民の満ちみちていたこの都、国々の民のうちで大いなる者であったこの町、今は寂しいさまで座し、やもめのようになった。もろもろの町のうちで女王であった者、今は奴隷となった」
(哀歌1:1)

哀歌は5つの歌、あるいは詩が集められたもので、それぞれが1つの章となっています。

著者は複数であろうと考えられています。

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彼らは神の目的は何であろうかと尋ね求め、イスラエル民族の苦難の意味を知ろうとする信仰者でした。

つまり、この暗黒の時代は神の前にどのような意味を持っているのだろうかと問うたのです。

彼らが出した答は、イスラエルの民がその罪のゆえに災いを受けるのは当然であるということでした。

と同時に、神はイスラエルを決して見捨てることはないという確信をも表明しています。

ですから、哀歌を読むと、神がさらに新しいことをして下さるのだから、その時を待てという希望を感じ取ることができます。

哀歌の著者たちが自らとその共同体である民を激励することを惜しまなかったように、私たち現代の読者も、彼らの信仰を通して再生の希望を持つのです。

哀歌を通して、自分が今苛酷な現実の中に立たされている状況であっても、なおも万軍の主である神の働きを認め、再創造して下さる神に向かって心を注ぎだして祈ろうという意欲が与えられます。

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哀歌を通して希望が与えられる今日として参りましょう。

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