今日のみ言葉【No.2679】(2021年11月15日)「キリスト教イロハ(196)『ミカ書』」

そこで彼らはつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかってつるぎをあげず、再び戦いのことを学ばない。
(ミカ4:3)

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ミカという名前から「ミカちゃん?美香さん?」と女性の名前を連想し、女預言者だと思っていた人はいませんか?

聖書の書巻でルツ記とエステル記には女性の名が冠されていますが、ミカは男性で、その名前の意味は

「誰がヤハウェのようか」

という表現を短くしたものです。

彼はイスラエルに対し、メシアの到来と神の審判の預言をしました。

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ミカは紀元前735年から687年にかけて南ユダ王国で活躍した預言者です。

ほぼ同時代に預言者イザヤがいますが、イザヤは後輩でミカが先輩預言者です。

ニューヨークの国連本部ではイザヤ書を採用していますが、ミカ書にも同じ内容の預言があります。

「そこで彼らはつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかってつるぎをあげず、再び戦いのことを学ばない」
(ミカ4:3)

ミカは最後に神が救い主を起こして、全世界を救われると告げているのです。

ですから、クリスマスの時期によく聞く聖書箇所がミカ書にあるのも納得できます。

「しかしベツレヘム・エフラタよ、あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る。その出るのは昔から、いにしえの日からである」
(ミカ5:2)

これは、ベツレヘムがイエス・キリストの生誕地となるという預言です。

ミカ書には救い主メシアの預言が記されているのです。

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ミカはまた、当時のイスラエルの繁栄の陰にあった社会的悪を糾弾した預言者でもありました。

「人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか」
(ミカ6:8)

彼は、神の言葉としての律法を土台とした正義と公平を説きました。

その預言は鋭いものであり、たとえ神の民であっても、きよくあることを忘れ、不義を行うならば、聖にして義である神の審判を受けなければならないと警告を発したのです。

その神の審判の彼方に救い主メシアの到来があり、それを希望として、今、神の言葉である律法に生きることが祝福の唯一の道だと民に告げたのです。

このように、ミカ書には救い主メシアの預言と神の審判の警告が記されています。

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ミカ書の内容は3つに分かれています。

(1)イスラエルとユダに対する警告(1〜2章)

(2)審判に続く回復(3〜5章)

(3)民の刑罰と神のあわれみ(6〜7章)

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ミカの時代とは違って、現代は救い主メシアがイエス・キリストとなって既に来られた時代です。

救いがなされた恵みを味わい、その完成に向けて御心の道を追求する今日として参りましょう。

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