今日のみ言葉【No.358】(2012年 7月23日)

目をさましていなさい。信仰に立ちなさい。男らしく、強くあってほしい。
(第1コリント16:13)

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地球が太陽の周りを回っているという地動説を唱えたガリレオは、宗教裁判にかけられました。

「主は王となり、威光の衣をまとわれます。主は衣をまとい、力をもって帯とされます。まことに、世界は堅く立って、動かされることはありません。」
(詩篇93:1)

という聖書の言葉を天動説の根拠としていた当時のキリスト教会は、彼に有罪を宣告し、ガリレオの本を発禁処分にしました。

これはキリスト教の歴史の中で一つの汚点でもありますが、聖書は科学の書ではなく信仰の書である、という一つの成果をもたらしました。

ガリレオは判決後、「それでも地球は回っている」とつぶやいて教会を出た、というエピソードは有名です。

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今日の聖句の「男らしく、強くあってほしい」とは、男性だけに向けられた言葉ではありません。

誰の賛成もなく、反対ばかりの中でも、信じた自分の立場をしっかりと守り続け、神に示された道を歩み続けるということです。

どうやったらそのような生き方が出来るのでしょうか?

それにはガリレオの生き方がヒントとなります。

彼は地動説という真理の上に立っていました。それゆえ、反対者の前でも揺り動かされることはなかったのです。

真理の上に立つこと、これが答です。

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では、真理とは何でしょうか?

イエス・キリストは

「わたしは道であり、真理であり、命である。」
(ヨハネ14:6)

と語られました。

キリストが真理なのです。

ですから、キリストの言葉と行いを知り、その上で私たちの取るべき態度を決定すること、これが真理の上に立って生きることです。

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実際には、自分がこれからしようとすることが神の正しい御心(真理)に沿っているかどうかを確かめなければなりません。

そのための一つの方法として、

「イエス・キリストなら、本当にこのことをするだろうか?」

と想像してみることが大変有効です。

そこに、

「いっさいのことを、愛をもって行いなさい。」
(14節)

の御言葉が心に響き渡ってくるのではないでしょうか。

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真理の上に立つ一日として参りましょう。