今日のみ言葉【No.357】(2012年 7月21日)

ここで、あなたがたに奥義を告げよう。わたしたちすべては、眠り続けるのではない。終りのラッパの響きと共に、またたく間に、一瞬にして変えられる。
(第1コリント15:51)

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今日の聖句は復活のことを語っています。

キリストは十字架上で死に、三日後によみがえられました。

「 しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。」
(20節)

初穂とは麦の穂が出る前に、他より先に出る穂のことを言います。

キリストの復活が初穂であるということは、後に多くの穂が実るように、私たちも同じ復活に預かるということです。

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ただし、復活を信じていると死なないで元気にしていられるとか、死んでも3日たつと復活する…、ということはありません。

信じる者も信じない者も同じように死を迎えます。

そして墓に葬られ、肉体は土に帰っていきます。

これを聖書は「眠り続ける」と表現しています。

やがて目覚める時が来ます。

「終りのラッパの響きと共に、またたく間に、一瞬にして変えられる。」

とは、よみがえりは約束であり、その約束には期日があるということなのです。

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先日、故佐藤弘一兄の20周年記念式に出席しました。

天に召されてから20年もたつのに、多くの人が故人を偲び、駆けつけておられました。

弘一さんとは忘れられない思い出があります。

ガンの手術をされ、少々不自由になった体を引きずりながら教会に来られた時のことです。

「丸山先生、昨日、俺夢を見たんだ。『神様、私を砕いて下さい。神様の器となるように砕いて砕いて、砕いて下さい』と俺が祈ってんのよー」

「そうすっと、神様の声が聞こえてきて、『手を出しなさい』って、言うわけ。」

「そしたら手のひらの上に龍角散みたいな細かい粉。それをつまむとフワ〜っと飛んで行って見えなくなってしまった。」

「そしたらまた神様の声が聞こえてきて、『こんなふうに砕いてあげるよ』って言うのよー。」

「俺、こんなファインパウダーのように砕かれて、神様のお役に立つんだなーって思うと嬉しくなってよー、そんで話聞いてもらったんだ」

私たちは地上の生涯では多くの苦難があります。

砕かれるどころか引きこなされるほどの苦しみを味わう時もあるでしょう。

しかし、やがて復活の時があるのです。

それを希望とし、今を生きていく時、死んでも物を語る人生を残すことが出来るのです。

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復活の主イエス・キリスト共に歩んで参りましょう。

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